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イラストレーターのオカタオカ、その作風ができあがるまで

2023.5.30

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

5月3日は、デザイナーの平本泰一さんからの紹介で、イラストレーターのオカタオカさんが出演。『POPEYE』や『BRUTUS』などの書籍のデザインの他、ミュージシャンのアートワークなどのイラストレーションを手掛けるオカタオカさんに、ターニングポイントになった出来事やご自身のブランド「HIGHWAY」などについて伺いました。

イラストに動物や自然のモチーフが多い理由

タカノ(MC):呼び方は「オカさん」で大丈夫ですか?

オカ:はい。オカさんって呼ばれてます。ちょっと難しいですよね(笑)。

Celeina(MC):オカさん(笑)、ありがとうございます。よろしくお願いします。それでは、まずはプロフィールからご紹介させていただきます。宮崎と鹿児島の県境で育たれ、桑沢デザイン研究所を卒業されています。『POPEYE』や『BRUTUS』などの書籍や飲食店のロゴ、広告、アパレル、そしてミュージシャンのアートワークなどにイラストレーションをご提供されているということで。さらにペインティングのみならず、セラミックやウッドカットなど様々な手法の作品を発表されていて、車にまつわるブランド「HIGHWAY」も立ち上げ、と多方面に活躍中でございます。現在は東京を離れて、鹿児島在住ということで、本日はるばるお越しいただき、ありがとうございます。

オカ:こちらこそ、ありがとうございます

Celeina:オカさんのイラスト、動物とか自然のモチーフが多い印象なんですが、理由はあるんですか。

オカ:動物がシンプルに好きっていうのはあるんですけど、元々、小・中学校でボーイスカウトをやっていて。最初、イラストレーターになって何を描こうかなって模索してる中で、ボーイスカウトをやってた経験を絵にしてみたら自分的にもしっくりきて。そこから、動物とか自然を描いてますね。

Celeina:まさに「ボーイスカウト」というワード、しっくり来ました。オカさんのお仕事へのこだわりとかってありますか?

オカ:具体的には無いんですけど、自分を飽きさせないというか、できるだけマンネリしないように、ちょっとタッチを変えてみたりとかしてますね。クライアントさんが気づくか気づかないかぐらいの感じで。

Celeina:ご自身の中で常にドキドキとかワクワクを大事にされているということで。

オカ:そうですね。

タカノ:オカさんのイラスト、すごく可愛いんですけれども、動物の表情が細かいじゃないですか。人間っぽく、いろんな表情をしてる動物がいて。それも、こだわりポイントだったりするんですか?

オカ:動物が好きってさっき言ったんですけど、最初、人を描くのがあんまり得意じゃなかったんですよね。人を描けないから、動物だったら何か擬人化だったり、そういう感じで描けるかもしれないと思って。だから、自分の中で、動物が人の役割じゃないですけど、その表情も、少し人っぽかったりしてるのかなと思います。

Celeina:オカさんが今、着てらっしゃるのも「HIGHWAY」のTシャツですよね。そちらも、動物の表情がちょっと見えるというか。

オカ:これは渋谷のハチ公モチーフで、困り顔っていうか。

タカノ:それがまた良いんですよ。すごい人間らしさがあってね。

Celeina:オカさんのキャリアの中で、ターニングポイントになった出来事とか、良くも悪くも印象に残ってる言葉とかってありますか?

オカ:学生の頃からずっと、『POPEYE』のイラストが描けたら良いなと思ってて。学校を卒業して、友達が『POPEYE』の手伝いに行くっていう機会があったんですよ。それに付いて行って、自分のイラストを『POPEYE』のディレクターに渡したら、良いねみたいな感じで。その1週間後ぐらいに、お仕事がもらえて。

タカノ:夢をそこで叶えたという。

Celeina:すごい!それではここで1曲、この時間にみんなで聴きたい曲を聴きたいと思うんですけれども、どんな曲を選んでくださいましたか?

オカ:ケイシー・ヨハンシングってシンガーソングライターの“All of Me”という曲なんですけど、いつも夕暮れ時に聴きたくなるというか、夕方が似合うアーティストで。今は夕方ってことで、いつも1人で聴いてるんですけど、しんみりをみんなにも共有したいと思って、選びました。

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