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おくりバント会長でプロ営業師の高山洋平に学ぶ、即効性のある営業方法

2023.5.14

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月24日は、株式会社おくりバントの会長、高山洋平さんが出演。経営者であり、営業に関するご著書もあるプロ営業師の高山さんに、気になる社名や社訓に込められた思いや、意外な「研修」「残業」の意味、即効性のある営業の方法などを伺いました。

社訓は「飲み屋でママやマスターに迷惑をかけない。」

Celeina(MC):私の方から簡単なプロフィールご紹介させていただきます。日本の経営者であり、プロ営業師、そして、プロ飲み師。投資用不動産の営業からキャリアをスタートし、その後は上場後のドサクサに紛れて株式会社アドウェイズに入社。中国語が話せないのに三国志と中国映画の知識のみで上海に5年駐在、帰国後は、子会社おくりバントの社長に就任、現在は会長。『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう プロ営業師の仕事術』の著者であり、さらに、近年ではワールドJポップ専門のDJマリアージュとしても活躍中です。

タカノ(MC):公式プロフィールなんですかね(笑)。

高山:そうですね。

Celeina:プロフィールだけでも、フィクション読んでるみたいな(笑)。

タカノ:只者じゃない。

高山:そんなことないです(笑)。どさくさに紛れて、たまたま会社が上場したとき、何となく入れちゃう時期に、たまたま入っちゃって。今はちょっと入れないです。

タカノ:高山さん、まずはファッションチェックからじゃないですか。すごいオシャレな格好で。フェルトハットにサングラス、そしてセーターですかね。

高山:これ、自分の会社のニットを作ったんです。

タカノ:「おくりバント」って書いてある。かわいい黄色いニットで。

高山:一昨年、ちょっと儲かったときがあったので、よーし、作ろうと思って。自分たちしか着てない社員用です。

タカノ:あとネックレス。これ、どうなってるんですか? USBメモリースティックみたいのがいっぱいぶら下がって。

高山:これ新しいタイプなんですけど、民族風のネックレスにUSBメモリが入ってて。全部、データが入ってるんですよ。

Celeina:これは、いつでもどこでもDJできるように?

高山:そうそう。どこでもできるように、音楽データ全部、入ってます。

タカノ:なるほど。会社の資料とかじゃないですよね?

高山:1個だけ、会社概要が入ってますね。

タカノ:なるほど(笑)。

Celeina:絶対、落としてはダメですね(笑)。

高山:落としても全然、大丈夫です。楽曲も、DJって言っても、外国人が日本語で歌ってる曲のみを専門にやってる「ワールドJポップ」っていうジャンルの専門DJなんで。もう落としたところでね、誰も、「なんだこれ?」みたいな感じだと思うんですよ。

タカノ:(笑)。ちょっと活動が多岐にわたってますから。

Celeina:聞きたいことがいっぱいあるんですけれども。この社名の「おくりバント」っていうのは、どういった思いが隠されてるんですかね?

高山:得点圏までお客様を送ると。小さいPR会社なんで、主人公はお客様で。こちらが得点を取ろうなんておこがましいことは思ってなくて、一塁にいれば二塁まで、二塁にいれば三塁まで、送らせて頂く。

タカノ:あくまでもアシスト。

高山:そうです。得点はお客様にお任せするという感じです。

タカノ:広告、PR、ブランディングとか……

高山:何でも屋です。テレビCMから企業Twitterの中の人まで、何でも「クリエイティブ」がつくものは全部やってますね。

タカノ:掲載されているポリシーが気になってて。これは何なんですか?

高山:社訓ですね。「飲み屋でママやマスターに迷惑をかけない。」「大盛り飯を頼んだら残さない。」「借りた金は遅れても必ず返す。」「友人のパートナーと事故らない。」「どんなに儲かっても、おはぎ三原則を遵守。」と。

Celeina:おはぎ三原則?

高山:「驕らない、はしゃがない、ギラつかない。」の「おはぎ」ですね。どんなに儲かっても、しないっていう。

タカノ:僕、この会社、入りたい(笑)。なんか楽しそうな。

高山:そんなことないですよ。

タカノ:いや、雰囲気がやっぱり他とは違う。

Celeina:そうですよね。普通「ほうれんそう」って言うのに、「おはぎ」って言うんですね。

高山:何が大切かってみんなで考えたら、これになったんですよ。他のことは法律がカバーしてるんですけど、法律でカバーしてないとこ、ここかなって。

Celeina:確かに、仕事の場だけじゃなくて、人間関係においても大事なことですよね。

タカノ:謙虚にいこうってことですよね。社名にも、つながってる感じがします。

高山:これ破ったら懲戒免職です。

タカノ:厳しい(笑)。

Celeina:大丈夫ですか(笑)。

ラーメン屋に行くのは「研修」、飲みは「残業」

タカノ:そんな高山さんですけれども、おくりバントの会長でありながら、毎日、残業とか研修で忙しいって聞いたんですけど。

高山:最近は、昼休みも研修に充てて。例えば昼休み、食事とか休憩をするんですけど、そのときにラーメン屋とか行ったり……、ラーメン屋とかに研修に行って。

Celeina:高山さんにとって、ラーメン屋に行くことは研修なんですね。

高山:はい。ラーメンに行くことを研修と呼んでます。あと、飲みに行くことを残業と呼んだり。

タカノ:飲みに行くことは残業なんですね(笑)。

Celeina:わかるような、わからないような(笑)。どういったことでしょうか?

高山:例えば、ラーメン二郎に行くとするじゃないですか。ラーメン二郎ってお客さんが作ってるというか。すごく礼儀正しいんですね。みんな静かに並んで、近隣住民に迷惑をかけないようにとか、食べたものを下げて、拭いてみたいな。お客さんが勝手に助けてくれる商売って、なかなか無いじゃないですか。

タカノ:なるほど、ちゃんとした理由で研修に。

Celeina:深いですね。

高山:これ、自分の商売に取り入れられないかなとか。残業については、毎日365日中、360日は飲みに行ってるんですよ。昨日も、休日出勤(飲み)したんですけど。飲みも、本当にいろいろあって。例えば、中野に住んでるんですけど、中野の飲み屋とかで飲んでると、よくクリエイターにも会うんですね。で、広告を作るときに、そのクリエイターに会うんですけど、何年も通ってると、お互いがどんなことをやってるかも知ってるし、何が得意かもわかるし、どんな性格かとかもわかるじゃないですか。だから、すごく長く付き合っていくことによって、ツーカーの関係になれるというか。クリエイティブを作るときに「こういうの作りたい」って言っても事前の説明が要らないんですよ。今まで、ずっと話してきてるから。

Celeina:「飲みニケーション」みたいなワードじゃなくて、もっともっと深いところで知り合って、何年も経った先にお仕事があったりと。

高山:長い付き合いもあるし、例えば飲み屋って、会社の上司とか部下とか取引先とかと違って、何の利害関係も無いところに1人で行くんで、そこで仲良くなるって難しいんですよね。高度なコミュニケーションが必要で。

Celeina:つながりがないからこそ、その場でちゃんとコミュニケーションを成り立たせないと、次がないですもんね。

高山:そういうところも営業の修行というか。

タカノ:スキルも飲み屋で養っているっていう。高山さん、ここで1曲いきたいんですけど、高山さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらったんですが、どんな曲でしょうか?

高山:さっき言った「ワールドJポップ」って言う、外国人の方が日本語で歌ってる曲をずっと探してるDJなんですが、この度、謎のアメリカ人、メアリー・スミスっていう人と一緒に楽曲を作ったんですよ。DJマリアージュ&メアリー・スミスと、プロデューサーのプロハンバーガーって人と3人で作った楽曲で“世界で一番好きだよね”という曲です。

〜音楽が流れる〜

プロ営業師による即効性のある営業の方法は調味料?

タカノ:高山さんに聞きたいのが、プロフィールで「プロ営業師」ってあったじゃないですか。4月から新入社員として営業職に就いた方もいると思うんですよ。その営業のスキルとかテクニックみたいなものを教えてもらえないですか?

高山:営業は、一朝一夕にできるものじゃなくて長年もかけてやっていくものではあるんですが、即効性のある営業の方法、あります。リモートじゃなくて会社に行ってる人が対象なんですが、まず、オフィスの自分の机に、胡椒とか一味唐辛子とかニンニクとかオリーブオイルとか、とにかく味変調味料をたくさん置いておいてください。それを置いといて、昼休みとかに、かけて、ラーメンを味変してると、人が借りに来ますから。

タカノ:なるほど、これ意外とちゃんとしてますよ。コミュニケーションツール。

高山:そうなんですよ。オフィスで駄菓子屋とかやってる人いるじゃないですか。あれは売ってるんですよ。原価で売ってるけど、味変ならタダで良いんですよ。みんな昼休みになると、お弁当を食べる人は味変を求めて、同期だろうと先輩だろうと役員だろうと社長だろうと、みんな来るんですよ。その時に、コミュニケーションが生まれるというか。それを貸したって、大きな貸しができるわけです。

タカノ:これ、めっちゃ良くないですか。

高山:これも松屋とかに行ってですね。松屋にたくさん味変調味料があるじゃないですか。俺はなんで松屋がこんな好きなんだとか思っていくと、これだけの調味料があるからだと思うんですよね。研修の成果なんですよ。

タカノ:ちゃんと気づきがあるんですね。話題のきっかけになるようなものを持っておくっていうのは、本当に良いことだと思うので、いろいろ応用できそうな気がします。

Celeina:「FIST BUMP」は、グータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっていますが、高山さんが紹介してくれるのは、どんな方ですか?

高山:大好きな、尊敬する音楽家であり、うちのCM楽曲とかのほぼ全てを作ってもらってる、GuruConnect(グルコネクト)さんっていう音楽家の方がいるんですよ。最近では、iPhoneのCMの楽曲も作ったのかな。パパ友でもあって、10年ぐらい一緒にいる人を紹介したいと思います。

タカノ:GuruConnectさんは、一言で表すとどんな方ですか?

高山:「すごい優しい巨漢」。すごい身体が大きくて、本当に考えれないような音楽を作る人ですね。

タカノ:ありがとうございます。明日も楽しみです。GuruConnectさんにつなぎます。

Celeina:「FIST BUMP」今日は、株式会社おくりバントの会長、高山洋平さんでした。ありがとうございました。

高山:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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