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軽井沢に拠点を移した理由とその意義
タカノ:そんな山本さん、軽井沢に拠点を移されたということで、なぜ軽井沢に?
山本:軽井沢は好きで定期的に行ってたんですけど、自分の拠点が欲しくなって。1年ぐらい古い家を探して、2019年末にちょっといいなと思った手頃な価格の家があったので購入しました。月2回ぐらい、週末に1ヶ月に6泊くらい行けたらいいかなと思ってリノベーションの準備をし始めたところに新型コロナの蔓延がはじまりました。うちの会社も2020年の春ぐらいから全員リモートワークになりまして、今もそのまま、全社リモートワークという形を続けております。そういう形であれば、軽井沢をメインに住んでみるのも面白いかなというので。薪ストーブとかもしっかり入れて、冬も快適に過ごせるようにリノベーションをして、通年過ごせるような形に小屋をアップデートしまして。普段から森の中で暮らしております。
タカノ:今日も軽井沢から、ありがとうございます。他の記事で読んだんですけれども、すごくオシャレなお部屋で。
山本:そこまでオシャレではないと思うんですけど(笑)、自分で考えるのが好きで。昔、東京で買ったマンションもフルスケルトンから自分で部材などを選んで作ったんですけど、また15年ぶりぐらいにリノベーション欲が湧いてきて、床材から壁材から照明から、割と全部、自分で選びました。建築家は入れずに、施工会社にはもちろん入っていただいてるんですけど。
Celeina:自然の多い場所に引っ越して変わった部分はありますか。
山本:どうですかね。森の中で寝られるってすごく贅沢で、毎日グランピングしてるみたいな気になったり。不便を味わいたいわけではないので、ちゃんと光ファイバーを引いたりとか、快適な、便利に暮らせる状況自体はしっかり整えていて。そういう環境で、森に囲まれてるっていうのは本当に贅沢だなと日々感じております。
Celeina:アートや音楽、食、舞台などもお好きということで、執筆活動も行われてるそうですが。
山本:仕事が一番好きなんですけど、アートや観劇も好きで、割と観に行ってます。音楽も、クラシック音楽は特に好きで、よくコンサートに。食べるのも、地方のレストランとかにわざわざ食べに行ったりとか。舞台も、現代のものも好きなんですけど、文楽とか歌舞伎とかも好きで。
Celeina:毎週末、なんかしらインプットされてるっていうのを伺ってるんですが。
山本:そうですね。割りとフラフラとどこかに出かけてることも多くて。先週末は京都に行っておりまして『KYOTOGRAPHIE』という毎年京都で開催されていて今年11年目になる写真フェスティバルのプレビューに行ってきました。二条城というお城の古い空間に、高木由利子さんという日本を代表するファッション写真家の作品が展示されていたのは、見応えがありました。あと「京都市交響楽団」という京都のオーケストラの常任指揮者に、沖澤のどかさんという、僕も2年前にもインタビューさせてもらった女性指揮者が就任されて。その方が指揮するコンサートがあってそれも聴きいてきました。今回は彼女にもインタビューもさせていただいたんですけど、そんなことを交えながら京都に行ってました。
タカノ:そんなカルチャーに対する造詣が深い山本さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
山本:僕、真心ブラザーズのライブにもよく行くんですけども、前の前の『Cheer』というアルバムに入っている“サンセットハンター”という曲がすごく時間に合うので、挙げさせていただきました。