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パパ2人にママ1人の3人親スタイルでの子育て
タカノ:そして杉山さん、現在、子育てに奮闘中ということで。2020年には、そんな奮闘の姿をつづられた本も出版になって。
杉山:はい。『元女子高生、パパになる』。僕は、今は見た目はおっちゃんという感じかもしれないんですけど、元々、女子高生をやっていたということで。トランスジェンダーなんですけれども、ゲイの友人から精子提供を受ける形で。僕のパートナーが体外受精で妊娠、出産して、今、2歳と4歳です。
Celeina:かわいい~!
杉山:かわいいですけど、めっちゃカオスですね(笑)。
タカノ:カオス(笑)。やっぱり大変ですか。
杉山:世の中の人、どうやって仕事をしながら子育てしてるんだろうと思います。でも僕、これだけ外で平等とか言ってるのに、家庭内が平等でないと困るので(苦笑)。彼女に押し付ける訳にもいかないですし。子育ても一緒に楽しくやっております。

タカノ:子育てで面白いことはありましたか?
杉山:僕たちは、精子提供してもらったゴンちゃんっていうゲイの友人と、単なる提供に終わらず、一緒に親として関わっていこうということで。一緒に暮らしてるわけじゃないんですけれども、彼も定期的に会ったり、養育費も分担したり。だから、パパ2人にママ1人の3人親スタイルです。
Celeina:素敵。
杉山:親が3人いると、ジジババは6人いるんですよ。嬉しい悲鳴なんですけれども(笑)。
タカノ:大家族だ(笑)。こちら『元女子高生、パパになる』、文藝春秋から出版されているので、気になる方は、ぜひチェックしてください。
Celeina:はい。東京レインボープライドをはじめ、ご自身の活動を踏まえてLGBTQについて考えていらっしゃると思うんですけれども、今後どのような活動を予定されていますか。
杉山:一番を言うと、活動なんかしなくてもいい社会になったら良いな、ということですよね。例えば僕が「子供ができました」と言ったら、取材が殺到しちゃう。活動家になりたいと思ってというよりも、僕はこうですよって言ったら活動になっちゃったっていう感じなので、そういったことが無くても良いような社会にするためには、まだいろんな啓発活動をしていかなきゃいけないのかなと。
元々フェンシング女子の日本代表をやってたという経緯もあって、最近はスポーツと多様性についてだとか、いろんな角度で発信していけたらなというふうに思ってます。
タカノ:ありがとうございます。では、ここで1曲かけたいんですが、杉山さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聞きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
杉山:今回の東京レインボープライドでステージに出演していただくryuchellさんの“NEVER SAY NEVER AGAIN”という曲です。