グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
3月28日に登場いただいたのは、BONUS TRACK桜木彩佳さんが紹介してくれたイリエナナコさん。監督した映画『謝肉祭まで』のお話や、マルチクリエーターとしての生い立ち、そして電動工具ブランド「マキタ」への愛まで、幅広くうかがいました。
INDEX
中学生で映画制作。しかもセリフは中国語!
タカノ(MC):今日は映画監督、広告のコピーライター、クリエイティブディレクターで、アパレルブランドもやられていて、さらに言葉をテーマにしたアーティスト活動も行われているイリエナナコさんをお迎えしました。よろしくお願いします!
イリエ:よろしくお願いします!
タカノ:桜木さんがね、カラフルな方ですって紹介してくれて。髪の毛が赤くて、見た目もすごいカラフル。鮮やかな感じで春っぽくて、すごく素敵で。
イリエ:年中こんな感じです(笑)。
タカノ:いいですね。先ほど僕紹介した通り、肩書きをたくさんお持ちなんですけど。
イリエ:多いですよね。もうその場に合わせてかいつまんで使うようにしているんですけど。情報量が多すぎて過ぎて混乱させてしまうので。
タカノ:最初は何から始められたんですか?
イリエ:仕事・就職としては広告の会社が初めてで、CMだったりコピーだったり、広告クリエイティブですね。
タカノ:プランナーみたいな感じですか?
イリエ:もう全部ですかね。デザインはできないので、プランナーとコピーライターとか。
タカノ:仕事以外でいうと、どんなことから創作活動が始まったんですか?
イリエ:今日の紹介になかったダンスなんですけど、また混乱していくので(笑)。
タカノ:いいですねこのカオス感がね(笑)。それ自体がもうイリエさんのキャラクターであり素敵なところで。
イリエ:そうですね(笑)。今やっていることに繋がってるので言うと、中学3年生ぐらいのときに映画を撮り始めたのが始まりですね。
タカノ:すごい早い!!!! 中学生から映画(驚)。今、映画監督をやられていますけど、中学生のときからもう……
イリエ:ね、あんまりやっていることには進化がなくて(笑)。
タカノ:いやいやいやいや! そんなことないですよ。そのころからご自身の表現をやられて、お仕事にもなってるところがすごいです。中学生のころは、どんな映画を撮ってたんですか?
イリエ:同級生5人ぐらいで、自分たちも出ながら、絵コンテを描いたり、撮影したりしていたんですけど、セリフが日本語じゃなくて中国語だったんですよ。
タカノ:一体どういうことなんだ……
イリエ:『街』というタイトルで、その設定が「どこかにあるけどどこにもない街」だったんです。だから日本語じゃない言語にしたくて、英語だとわかる人はわかってしまうので、中国語にしちゃおうっていう。
タカノ:イリエさんの中で、こういうのを撮りたいなっていうストーリーがあったんですか。
イリエ:そうですね。学校の中でまで撮っていたからもう学校で発表しようとしていたんですけど、カトリック系の厳しい学校だったので、全て「愛」に通じていないと認めてもらえなくて。だから、こじつけでもいいから愛をテーマにしようっていう感じで、ストリートチルドレンの話を撮っていました。
タカノ:へえ〜。それは学校でも発表したんですか?
イリエ:そうですね、文化祭で発表したりして。
タカノ:中学生のころから表現したい世界観が存在していたって、非常に面白いですよね。
イリエ:そうですね。映画を何作品か作ってる中で、たまに日本語じゃないオリジナル言語が出てくるんですけど、中学生のころからすでに始まっていたんだなと、最近は思います(笑)。
タカノ:いや〜すごいですね。