INDEX
アジアのポップスを象徴するK-POP。2人の立場から見たグローバルな人気の秘密
―アジアの音楽と言うと、近年K-POPがグローバルで大きな人気を得ていますね。韓国の音楽についてどのような点が支持されているのか、アーティストの目線で感じることはありますか?
WAVY:ラップに関して言うと、日本と比べてメジャーで身近な音楽になっている印象があります。韓国に行って街を歩いていると、色んな所からヒップホップのベースやキックが普通に聴こえてくるんですよ。しかも、それがアイドルの曲だったりすることも多い。ポップス自体がヒップホップに寄っているのだと思います。

―それは音楽としてだけでなく、カルチャーとしてもヒップホップが根付いていると感じますか?
WAVY:自分はまだカルチャーの部分までちゃんと知れるほど長く韓国にいたことがないんです。まだ表面的な部分でしか感じ取れていないから、そのあたりはわからないですね。客観的に見たらすごく盛り上がっている印象は受けるけど、どうなのかな……。
あと韓国はアイドルでもすごく歌が巧いし、ダンスも素晴らしいし、1つのプロジェクトを作るのにどうやってトレーニングしていくかというノウハウが確立されているように思います。
Lexie:自分は16歳のときに半年間、韓国で音楽活動をしていたんです。韓国のアーティストたちはとても厳しい訓練を受けていて、激しい競争の中にいる。そんな環境のため、デビューして大衆の前に出るのは非常に限られた一部の人のみです。
そして、流行に対する嗅覚がとても鋭くて、次のトレンドの流れに乗るのが上手。WAVYさんが言うように、色々な意味で興行のシステムが完成されているんですよね。