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坂部三樹郎が語る、フットウェアブランド・groundsの強靱なアイデンティティ

2023.9.19

#FASHION

靴を通して、日常にファンタジーをもたらしたい

─ビジネスにおいて、4年間右肩上がりで運営できた理由を、ご自身はどう捉えてらっしゃるのでしょうか?

坂部:複合作用だと思いますが、前述のように、洋服に比べてファッション性の高いユニークなスニーカーが希少だったことが起因しているかなと。これまでのスニーカーは、ラグジュアリーかスポーツ系のどちらかだったので。

左から「MOOPIE MARY JANE」と「JEWELRY」。

─ブランドを持続するために意識したことを教えてください。

坂部:ブランドの規模と相応のことをやっていかないと続かないので、一時的なブームにはならないようにしています。それは4年前から言っていて、ブームになってしまうと、どんなブランドもブーム後に下火になってしまうんです。

─groundsを通して、坂部さんが伝え続けたいことはなんでしょう。

坂部:普段歩いてる道が楽しくなったり、ファンタジーの入り口になるようなスニーカーを引き続き作っていきたいですね。

─この場合のファンタジーは、どう定義されるのでしょう。

坂部:ファッションブランドには全てファンタジーが入っています。それがブランディングです。空間や場所、一緒にいた人によって感じ方が変わってくるように、日常を日常のまま捉えている人はほぼいません。

そして、ファンタジーの内容よりも重要なのは、現実からファンタジーへの入り口をどう作るか、です。例えば、真っ赤なドレスを着ると、不思議なことが起こりやすい気分になったり。ファンタジーの入口をちゃんと持っていることは、人生の豊かさにつながると思います。

─最後に、ブランドとして目指しているところを教えてください。

坂部:日本発のラグジュアリーブランドにしたいと考えています。日本にはラグジュアリーブランドと呼ばれるファッションブランドはそう多くありません。来年以降はパリでのプレゼンテーションも本格的に視野に入れていてその辺りからラグジュアリーという大きなコンセプトを持って、日本を代表するブランドとして運営できたらいいですね。

ブランド初の旗艦店「grounds STORE 001」


住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-18-14
営業時間:12:00〜19:00
休業日:水、木曜日
電話:03-6427-5121
Instagram:https://www.instagram.com/grounds_store.001/

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