メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

『ザ・フラッシュ』のマルチバースがDCユニバースにもたらす自由

2023.7.2

#MOVIE

© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC
© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC

『ザ・フラッシュ』がDCユニバースにもたらす自由

冒頭でも述べたとおり、本作は、DCスタジオのCEOジェームズ・ガン&ピーター・サフランによるDCユニバース構想の序章に位置づけられた作品だ。2013年から始まったDCエクステンデッド・ユニバースは、2023年12月米国公開予定の『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』をもって終了し、その一部はDCユニバースへとリブートされる。そして、新しく始まるDCユニバースでは、映画とアニメ、ゲームといったDCコミックの映像作品が再構築され、共に絡み合うのだそうだ。

© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC

その第1章として、2024年のアニメ『クリーチャー・コマンドーズ』、2025年7月上映の『スーパーマン:レガシー』など、今後10作以上の映画、テレビシリーズが予定されている。既に『スーパーマン:レガシー』では、スーパーマン/クラーク・ケント役にデヴィッド・コレンスウェットが、ロイス・レイン役としてレイチェル・ブロズナハンが発表された。 今後、DCユニバースはどのように展開するのだろうか。一つ言えるのは、『ザ・フラッシュ』とスパゲティの比喩で説明されたマルチバースが、DCスタジオに自由をもたらしたということだ。劇中で、年老いたバットマンが登場したように、これからの映像作品では、過去の作品にとらわれず、あるいはそれらを参照しながら、新しいスーパーヒーローとユニバースを自由に構築できる。そして、再構築されたユニバースは、本作で提示されたマルチバースの設定によって裏付けされる。ジェームズ・ガンが言うように、まさに『ザ・フラッシュ』は「すべてをリセット」したのだ。

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS