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from小原晩 #2
昨年の初夏からずっと書いているものがあります。遅くとも三ヶ月ほどで書き終わるつもりだったのですが、夏、秋、冬を超えてすでに桜は満開です。

おそろしいです。みらんちゃんでいうところの「なんとしてでも乗り越えたい冬」をわたしは未だ乗り越えられないまま日々、考え、思い、書いては、直し、狂気、乱舞、アップ、ダウンしています。書き終わったらチューリップを束でわさっと買いたいです。
なかなか成長できないけれど、そんな簡単なわけないよな、そりゃそうだ、でもやりたいな、ずっとずっとこれがしたいな、もっと、良いもの、おもしろいもの、情熱はぜんぶここにそそぎたい、そう思えること自体、やっぱり密度が高いです、幸せの。
さて、うまく眠りにつけないときお腹が空いて食べるものはいろいろあるけれど、最近ハマっているのはMOWのアールグレイミルクティー味です。本当に好きな味で、こればっかり食べています。夜が似合う味。
そして、ポテトのことを聞いたのは「公園でポテトを食べながら」この交換日記を書いていたからです。あんまり深い意味がなくて申し訳なくなってきました。
今日はみらんちゃんの新曲“好きなように”がリリースされ、MVも出ました。おめでとう。うれしい日です。みらんちゃんの曲は儚さもさみしさもまるごとまぶしくしてしまう力があって、光を信じることのつよさみたいなものに私は毎度打たれています。
“好きなように”のなかに<ココナッツアイスの恋も>という詞があり、思い出したことがあります。
初めて遊んだ夏の日に、みらんちゃんが連れて行ってくれたタイ料理屋さんで「ここはなんでもおいしいけど、とくにココナッツアイスがおいしいんだよ、おいしすぎてココナッツアイスの曲を作ったくらい」と言っていたことです。あの時言っていた曲はもしや“好きなように”なのかなあ。
それからわたしたちは話すことに夢中になって、出てくる料理はどれもおいしくて、ビールもぐいぐいのんで、たくさん笑って、そのまま二軒目へ行きました。そう。ココナッツアイスは食べ忘れたまま、今日に至ります。またいつか、あのお店に食べに行きましょう。
“好きなように”のMVには、二軒目の居酒屋で何か(手裏剣……?)を飛ばすわたしたち、三軒目の公園で線香花火をするわたしたち、そしてこの前の撮影のときのわたしたちの映像が使われています。うれし、はずかし。
