INDEX
『ハチミツ』のことを織り込んだ歌詞
ーサトウさんが作ってきたデモをはじめて聴いたときはいかがでした?
東:こんなにバンドの曲が出来上がっていく内側を知ることなんてないので、すごいな! って。

サトウ:あれは元々サビだけあったんです。テンポ感がタオルを回すのにぴったりだったので、生ファラオさんを含めてコンセプトとかを話し合って詰めていきました。
yukai the nippon:サトウはめちゃくちゃデモのストックが多いんですよ。このバンドをはじめる前から、1人で曲を作りまくってて。そのうちの1曲を僕が聴いて、サトウに連絡してバンド結成に繋がったんです。100曲くらいストックあるよね?
サトウ:(両手でピースしながら)はい!
yukai the nippon:なので、いつもイチから曲を作るというよりは、ストックから臨機応変に組み合わせて作る方が多いかもしれないです。
サトウ:顔合わせの前までは生ファラオさんメインの曲になると思ってたんですけど、スタッフさんからも「弁天ランドさんらしさもぜひ入れてほしい」って言われたので、調整しながら。
東:僕らの要素をめっちゃ入れてくれてるんですよ。思いを汲んでくれてるというか。
石川:逆にちょっとやりすぎ。
サトウ:やりすぎ?(笑)
石川:いや、うれしいけど(笑)。
東:<明るさの真ん中で>っていう歌詞があって、あれは発明ですよ。「日」と「月」の間だから、日曜深夜に放送してる『ハチミツ』のことなんですって。
yukai the nippon:普段は歌詞の意図を詳しく説明してもらうこともあまりないんで、僕らにとっても新鮮でした。

ーストックはあるにせよ、企画ありきで曲を作るのは珍しいと思うんですが、やってみていかがでした?
サトウ:大変でした。防音室で1人で打ち込みしながら「俺はこれをやりたくてやってるんだ!」って叫びながら自分に言い聞かせてました(笑)。
石川:ありがとね……。
サトウ:普段はタオルをブンブン振り回すバンドじゃないので、それも楽しかったです。