11月20日(金)に公開される映画『#つよくなるとき』の本編映像と追加場面写真4点が解禁された。
同作は、華やかなK-POPの世界で夢に破れた3人の元アイドルたちが、全財産10万円を手に済州島へ向かい、学生時代に叶わなかった卒業旅行を通して自分自身の人生を取り戻していく姿を描いた作品。メガホンをとったのは、『告白ヒストリー』などを手がけたナムグン・ソン監督。キャストには『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』のチェ・ソンウン、『君と僕の5分』のヒョン・ウソク、『殺人配信』のハ・ソユンら若手実力派俳優が集結した。


解禁された本編映像は、主人公のスミンが、自身が所属していたグループ「Love&Leeds」のメンバーであるサランと、高校の同級生で男性アイドルグループ「FIVE GOD CHILD」として活動していたテヒと、旅行先の済州島で食事をとるシーン。海辺でランチをとりながら学生時代に思いを馳せ、15歳だったスミンが「20歳になったら世界が終わる」と本気で信じていたなど、過酷なタイムリミットに追われていた赤裸々な本音が語られている。場面写真では、強風のなかで身を寄せ合う姿や、寒々しい海辺を歩く静かな旅路が切り取られている。
ナムグン監督は同作の制作にあたり、現役・元アイドルへの綿密な取材を重ねた。華やかなステージの裏側にある熾烈な競争、経済的な負担、心身をすり減らしていく若者たち。現実のK-POPアイドル産業が抱える問題に鋭く切り込んでいる。しかし、同作はその過酷さを告発するだけの物語ではないという。夢のために青春を捧げ、それでも「何者か」になれなかった若者たちが、その先の人生をどう生きていくのか。挫折や痛みをセンセーショナルに消費することなく、時にユーモラスに、そして温かな眼差しで、彼らが自分自身の人生を取り戻していく姿を鮮やかに映し出している。これは人生につまずき、立ち止まったことのあるすべての人へ贈る、「何者か」になれなかった私たちが自分自身として生きていくための物語になっている。

なお同作は、『全州国際映画祭2024』でグランプリを含む3冠を達成。2025年の『あいち国際女性映画祭』や『東京国際映画祭』でも上映された。
映画『#つよくなるとき』

11月20日(金) ホワイトシネクイント、Stranger、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』ほか全国順次公開
出演:チェ・ソンウン、ヒョン・ウソク、ハ・ソユンほか
脚本・監督:ナムグン・ソン(『告白ヒストリー』)
2024年|韓国|韓国語|99分|16:9|カラー|5.1ch|原題 힘을 낼 시간|日本語字幕 今橋葵|配給 Elles Films|配給協力 ORBIT Pictures
<STORY>
競争の激しいK-POPアイドルの世界で成功するため、青春のすべてを捧げてきたスミン、テヒ、サラン。しかし、夢見たような成功をつかむことはできず、それぞれのグループは解散。人生を懸けて追い続けてきた夢とともに、思い描いていた未来までも失ってしまった。これから何をすればいいのか、どう生きていけばいいのか。途方に暮れた3人は、学生時代に叶わなかった「卒業旅行」をやり直すため、全財産10万円を手に済州島へ向かう。トラブルに見舞われながらも、みかん畑でのアルバイトや旅先で出会う人々との温かい触れ合いを通して、傷ついた自分自身や、互いの思いと向き合っていく。止まっていた時間が再び動き始め、それぞれの未来へ新たな一歩を踏み出していく──。
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