『第38回東京国際映画祭』が10月27日(月)に開幕、11月5日(水)まで開催される。
1985年に日本およびアジアの映画産業の発展を目的に始まった、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭である同イベント。アジア最大級の国際映画祭として、東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流を促進することをミッション(理念)に掲げている。
開幕に先駆けて、長年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい人々へ贈る「特別功労賞」が、映画監督・山田洋次と俳優・吉永小百合に授与されることが決定。山田が監督を務めた『TOKYOタクシー』は映画祭の「マスターピース作品」として10月29日(水)にアジアンプレミア上映され、山田、倍賞千恵子、木村拓哉がゲストとして登壇する。また、吉永が主演を務める『てっぺんの向こうにあなたがいる』は27日(月)にオープニング作品として上映され、ゲストとして吉永、監督・阪本順治、のんが登壇する。
また、開幕日である10月27日(月)にはレッドカーペットとオープニングセレモニーを実施。イベントは映画祭公式YouTubeチャンネルで配信される。
そのほか、映画祭では、「コンペティション」「アジアの未来」「ガラ・セレクション」「TIFFシリーズ」「Nippon Cinema Now」「ワールドフォーカス」「ウィメンズ・エンパワーメント」「ユース」「アニメーション」「日本映画クラシックス」「アジア学生映画コンファレンス」部門からなるさまざまな作品を、日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区の映画館で上映。そのほか各日イベントも開催され、詳細は公式サイトから確認可能となっている。