9月19日(金)に日本公開される映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(原題:The Phoenician Scheme)の本予告と日本版ポスタービジュアルが解禁された。
同作は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られるウェス・アンダーソン(Wes Anderson)の最新監督作となるクライムファミリーコメディ。物語は、ヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダが、修道女の娘リーズルを後継人に指名したことをきっかけに展開していく。一世一代のインフラ整備プロジェクト「フェニキア計画」への出資を募るために、ふたりがヨーロッパ各地を旅する中で、コルダ自身の暗殺計画を含むさまざまな事件に巻き込まれていく様子が描かれる。なお、フェニキアとは、作中では現在のレバノンを中心とした海岸地帯に存在する、複数の都市国家から成る架空の大独立国を指す。
ザ・ザ・コルダはベニチオ・デル・トロ、リーズルはケイト・ウィンスレットの娘ミア・スレアプレトンが演じる。そのほか、ウェス・アンダーソン監督作には初参加となるマイケル・セラやリズ・アーメッドが出演。ザ・ザ一行が旅で巡る出資者として、鉄道王リーランド役でトム・ハンクス、ザ・ザの「はとこ」ヒルダ役でスカーレット・ヨハンソン、そして物語のカギを握るザ・ザの異母兄弟ヌバルおじさん役で、ベネディクト・カンバーバッチもキャストに名を連ねている。
本予告では、ザ・ザが様々な場面で暗殺の危機にさらされるシーンに続き、ザ・ザとリーズル、家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)の3人が、「フェニキア計画」の資金集めのために敵たちがあふれかえるスリリングな旅路を進む様子が切り取られている。くせの強い出資者たちとザ・ザの喧々諤々な交渉シーンでは、ウェス・アンダーソンらしい早口の舌戦が繰り広げられているほか、ザ・ザとヌバルおじさんの決死のバトルシーンもあり、満身創痍でありながらもどこかユーモラスなザ・ザの姿が印象的な映像となっている。また、終盤にはリーズルがザ・ザを気遣うように手を添えるシーンも登場し、長い旅の中で変わってゆく父娘の関係が垣間見える。
あわせて解禁された日本版ポスタービジュアルでは、「資金と父娘の“ギャップ”、ただいま修復中。」というコピーのもとに、厳めしい顔つきでバスタブに浸かるザ・ザが写し出されている。
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』

監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、
スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス
配給:パルコ ユニバーサル映画 © 2025 TPS Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2025 年/アメリカ・ドイツ/カラー/シネスコ/5.1ch/102分/英語
公式X・Instagram:@phoenicianjp
9月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他 全国ロードショー