4月26日(土)から5月6日(火・祝)まで、静岡芸術劇場などで開催される『SHIZUOKAせかい演劇祭2025』の全ラインナップが明らかになった。
SPAC(静岡県舞台芸術センター)が毎年大型連休に開催していた『ふじのくに⇄せかい演劇祭』のリニューアル開催となる同祭。演劇が日常に活力をもたらす 「ハレの場」となることを目指し、舞台芸術作品の上演や、市街地でのイベントを開催。日本初演となる『〈不可能〉の限りで』と『ラクリマ、涙 〜オートクチュールの燦めき〜』の2作品、東京都出身でSPAC芸術総監督の宮城聰が構成と演出を務める新作『ラーマーヤナ物語』を上演することが発表されていた。
新たに上演が発表されたのは2作品。紫綬褒章も受賞している85歳の現役フラメンコダンサー・小島章司が作 / 構成 / 演出 / 出演する新作パフォーマンス『叫び』と、再演を望む声が多く寄せられたカメルーン生まれでフランス・パリを拠点に活躍するダンサー / 振付家のメルラン・ニヤカム(Merlin Nyakam)によるソロパフォーマンス『マミ・ワタと大きな瓢箪』がラインナップに追加された。





また、関連企画や、演劇祭開催時期に駿府城公園などで開催される「PLAY!ウィーク」の詳細も発表。このうちストリートシアターフェス『ストレンジシード静岡』では、ダンボールで天守閣を「建築」する参加型インスタレーション『儚きものの造り手たち』 や、駿府城の発掘調査現場でのダンス『グルーヴィ・グレイヴ』、まちなかでのオールスタンディング演劇『末待奉祭』(まつまつたてまつりまつり)が行われる。



『SHIZUOKAせかい演劇祭2025』のチケットは、「SPACの会会員」先⾏予約を3月15日(土)10:00、一般前売りを3月22日(土)10:00から開始。SPACチケットセンターへの電話予約、公式HPからのウェブ予約、静岡芸術劇場チケットカウンターでの窓口販売が行われ、作品タイトルと券種によってチケット料金が異なっている。
『SHIZUOKAせかい演劇祭』

4月26日[土]〜5月6日[火•振休]
会場:静岡芸術劇場、舞台芸術公園、駿府城公園ほか
上演作品:
SHIZUOKAせかい演劇祭2025 >>>
◎ティアゴ・ロドリゲス『〈不可能〉の限りで』
◎カロリーヌ・ギエラ・グェン『ラクリマ、涙 ~オートクチュールの燦めき』
◎小島章司『叫び』
◎メルラン・ニヤカム『マミ・ワタと大きな瓢箪』
◎宮城聰 SPAC新作野外劇『ラーマーヤナ物語』*ふじのくに野外芸術フェスタ
ストリートシアターフェス
ストレンジシード静岡2025 コアプログラム >>>
◎オリヴィエ・グロステット みんなでダンボール天守閣建築プロジェクト 『儚きものの造り手たち』
◎中間アヤカ『グルーヴィ・グレイヴ』
◎大熊隆太郎『末待奉祭(まつまつたてまつりまつり)』