2025年1月31日(金)に日本公開される映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』(原題:The Room Next Door)の日本版ポスターと予告編が解禁された。
『オール・アバウト・マイ・マザー』や『トーク・トゥ・ハー』を手がけたペドロ・アルモドバルによる初の長編英語作品である同作。重い病に侵され、治療を拒み自らの意志で安楽死を望むマーサと、マーサに寄り添うかつての親友・イングリッドの数日間を描いた内容となっている。主演のマーサ役はティルダ・スウィントン、イングリッド役はジュリアン・ムーアが務め、繊細で美しい友情を描く。プレミア上映となった第81回ベネチア国際映画祭では、およそ20分間の拍手と喝采を浴び、最高賞である金獅子賞を獲得した。
今回公開された日本版のポスターは、マーサとイングリッドの顔が対となる構図。似通いながらも異なる人生を歩んできたふたりの女性の時が重なり、共鳴する一瞬を捉えた同作の世界観を伝える。合わせて解禁された予告編では、死を覚悟したマーサと彼女の最期の願いを叶えようとするイングリッドが共に過ごす特別な日々の一部が切り取られている。ふたりの過去に関わるキーパーソンとして、『バートン・フィンク』や『 THE BATMAN-ザ・バットマン-』のジョン・タトゥーロも登場する。
また、同作のムビチケオンライン券が11月15日(金)より販売されることも決定した。購入者には、特典としてポスタービジュアルと鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」が贈られる。
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
原作:シーグリッド・ヌーネス「What Are You Going Through」(早川書房 近刊)
出演:ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、ジョン・タトゥーロ、アレッサンドロ・ニボラ
配給:ワーナー・ブラザース映画
原題:The Room Next Door|2024 年|スペイン
©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
©El Deseo. Photo by Iglesias Más.
2025年1月31日(金)公開
【STORY】
その日、あなたが隣にいてくれたならー
重い病に侵されたマーサ(ティルダ・スウィントン)は、かつての親友イングリッド(ジュリアン・ムーア)と再会し、会っていない時間を埋めるように病室で語らう日々を過ごしていた。治療を拒み自らの意志で安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時に隣の部屋にいてほしいとイングリッドに頼む。悩んだ末に彼女の最期に寄り添うことを決めたイングリッドは、マーサが借りた森の中の小さな家で暮らし始める。そして、マーサは「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいないー」と告げ、最期の時を迎える彼女との短い数日間が始まるのだった。