Oasisをモチーフにした企画展『Oasis Origin + Reconstruction』が、東京・神保町のNew Galleryにて10月31日(木)より開催される。
東京・六本木ミュージアムにて11月1日(金)より開催される『リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展』とも連動する同展では、写真家のジル・ファーマノフスキー(Jill Furmanovsky)とコラージュアーティスト / グラフィックデザイナーの河村康輔がコラボレーション。ファーマノフスキーが撮影したOasisのドキュメンタリー写真と、Oasisのロゴやアルバムジャケット、ポートレート写真などを大胆に再構築した河村によるコラージュ作品が展示される。
ロンドンを拠点とするジル・ファーマノフスキーは、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)をはじめ、Pink Floyd、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)、ヴァン・モリソン(Van Morrison)、ビル・ウィザース(Bill Withers)、The Who、The Clash、イギー・ポップ(Iggy Pop)など、数々の著名アーティストを撮影。Oasisがデビューした1994年から解散を発表した2009年にかけて彼らのドキュメンタリー写真を撮り続け、2024年にthe Abbey Road Music Photography AwardsのICON賞を受賞した際はサプライズでプレゼンターを務めたノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)が「私の親友の一人だ」と紹介したことで話題を呼んだ。

河村康輔は、『大友克洋GENGA展』のメインビジュアルや『AKIRA』を使用したコラージュ作品の制作、ユニクロUTのクリエイティブディレクター就任など、様々な領域で活躍。『リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展』では、Oasisにとって初の日本人アーティストの起用となるバンドの新ロゴを発表した。

同展に寄せたファーマノフスキーと河村のコメントも公開されている。
今回の企画展の準備中、ギャラガー兄弟が不仲を解消し、2025年にオアシスの再結成を決めたと聞き、オアシス・ファンと同じように心躍りました。
六本木ミュージアムの「リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展」とも連動するこの企画展は、マンチェスター出身の5人の若者の生き様を映し出しています。1991年、溢れんばかりのアティテュード、エネルギー、才能で、彼らは1990年代半ばを代表するバンドのひとつとなりました。キャリアを通して時代を超える名曲の数々を生み出し、ノエルとリアム・ギャラガーはロックのカリスマとなったのです。
私の写真を使った河村康輔さんの作品を見てとても驚かされました。ノエルとリアムのイメージを細かく刻み、再構築することで、彼はオアシス・サウンドの要である危なかしい関係の2人の兄弟の決裂と和解をそこはかとなく表しているのではないでしょうか。
ジル・ファーマノフスキー
オアシスファンのひとりとして、ジルさんの貴重な写真を使わせていただいてコラボで作品を作れて光栄です。
河村康輔
同展では、ファーマノフスキーによる写真作品および河村康輔によるコラージュ作品、シルクスクリーン作品に加え、企画展限定のオリジナルグッズも販売される予定。詳細は追って発表される。


『Oasis Origin + Reconstruction』

Oasis | Jill Furmanovsky | Kosuke Kawamura
2024年10月31日(木) – 2024年11月24日(日)
開館時間:12:00 – 20:00 入場無料
会場:New Gallery | 東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
主催:New Gallery