映画『サンセット・サンライズ』の追加キャストと特報映像が解禁され、合わせて公開日が2025年1月17日(金)に決定したことが発表された。
同作は、楡周平の同名小説が原作で、コロナ禍を機に宮城県・南三陸に移住したサラリーマンと住民たちとの交流を軸に、過疎化に悩む地方の現状や震災などの社会問題、人びとの強さや温かさを描いたヒューマンコメディ。共に東北出身の脚本家・宮藤官九郎と監督・岸善幸がタッグを組み、東京から南三陸へ「お試し移住」する釣り好きの主人公・晋作を菅田将暉が演じることがすでに発表されていた。
「魚=トト」の語呂合わせにちなんで制定された10月10日の「釣りの日」に合わせ解禁された追加キャストは、個性あふれる俳優陣。晋作の移住先の⼤家であり、宇⽥濱町役場の企画課に勤める町のマドンナ・関野百⾹を井上真央が演じることが発表された。百⾹の⽗で宇⽥濱の漁師・関野章男役には中村雅俊が決定。東京から来た「よそ者」の晋作が百⾹と距離を縮めるのに気が気でない「モモちゃんの幸せを祈る会」の4人を三宅健、⽵原ピストル、⼭本浩司、好井まさおが演じる。晋作が勤める⼤企業シンバルの社⻑・⼤津誠⼀郎役を務めるのは⼩⽇向⽂世。各キャストからのコメントも到着している。
【井上真央 (関野百⾹役)コメント】
⼼の奥に静かにしまっていた想いと向き合うことは、
誰でも痛みを伴うことのように思います。
⼀歩前に進もうとする時の葛藤を、⾃分なりに⾒つめながら百⾹を演じました。
朝になれば陽はまた昇るように、再⽣の物語として⾒て頂けると嬉しいです。【中村雅俊 (関野章男役)コメント】
東⽇本⼤震災で被害を受けた南三陸の町で、井上真央さん演じる娘の百⾹と共同⽣活をしている漁師です。
そんな百⾹にも愛する⼈が現れ、⼾惑いながらも応援する毎⽇を送るという優しい親⽗。
完璧なnativeの宮城弁を話すつもりが、宮城出⾝にも関わらず、反省の残る⽅⾔で演じてしまった。反省!!!そんな奴です。【三宅健(タケ<⾼森武>役) コメント】
撮影の間の数週間、宮城や岩⼿の町に滞在させてもらいました。
東北の⽅々が経験されたあの痛みは、
当時東京にいた僕には到底わかり得るものではないと思いますが、
タケという役を通して、⼟地の⾔葉を使い、⼟地のものをいただき、
この⼟地から感じられる空気感や、⼀度受け⼊れたらとことん⼈を無防備にさせてしまう情の深さを、
たくさん浴びながら精⼀杯演じさせていただきました。
また、撮影の間に芽⽣えた僕ら演者の“暑苦しい友情”にも是⾮ご注⽬ください!
このような作品の⼀部になれたこと、この作品のおかげで出会えた皆様との御縁に感謝します。【⽵原ピストル (ケン<倉部健介>役)コメント】
“宇⽥濱町”のモデルとなっている岩⼿県、宮城県の海沿いの街には、これまでの⾳楽活動の中で散々お世話になってきたいくつかのライブハウスがあり、頼もしいマスター達がいて、優しく親切なスタッフさん⽅がいて、あたたかくライブにお付き合い下さるお客さん⽅がいます。
毎度毎度、とても楽しく豊かな時間を過ごさせていただいています。
要所要所、そんな皆さんのお顔をお守りのように思い浮かべつつ撮影に参加していました。
ぼくは“ケン”役を担当させていただきました。
彼が“宇⽥濱町”や宇⽥濱の仲間達に抱いている深い愛着、ときに執着をしっかりと表現できていたら嬉しいですし、それはそっくりそのまま、ぼくが上記のような皆さんへ抱いている深い愛着、ときに執着です。
その想いを伝えるチャンスをいただいた、という意味でも、この作品に出演させていただけたことが嬉しかったです。
それぞれ守りたいもの、守ってきたものがあって、それぞれ守りたい理由、守るための⼿段があるのかなと思います。それぞれであるがゆえにときに摩擦を起こしますが、その摩擦からこそ⽣じるぬくもりに触れることができるような、優しい優しい作品だと思います。
出演の機会をありがとうございました。
皆さん、どうぞご覧下さい!【⼭本浩司(⼭城進⼀郎役)コメント】
この作品において⾃分に出来ることは何か?それはクランクアップのその⽇まで⼭城という役を演じ切ること。そんな当たり前のことを深く⾃分に誓い撮影に⼊りました。試写当⽇、果たして⾃分は何ができたか?なんてどうでもいい、⼼根のあたたかい映画がそこにありました。
是⾮劇場でご覧ください!【好井まさお (平畑耕作役)コメント】
町役場に勤める耕作を演じさせて頂きました。
コロナ禍のもと震災復興に奔⾛する、百⾹の幸せを⼼から祈る、ケン、タケ、⼭城、耕作の祈る会メンバーが愛くるしくてたまりません。そして出てくる料理が、全部美味しそうで、実際とんでもなく美味!
晋作を演じる菅⽥さんの⾷べっぷりを⾒たらむっちゃ腹減ります。是⾮映画館に⾜を運んでください!【⼩⽇向⽂世(⼤津誠⼀郎役)コメント】
撮影現場からの帰り道、⾞中から⾒た気仙沼の海に沈む⼣陽の美しさに呆然としました。
主⼈公と関わる、震災を乗り越えた⼈々の素朴さと⼒強さが印象的で、あらためてこの⽇本という国の⾃然と⼈々に対して、愛おしさと感動をこの作品から受けました。
終わり頃に流れる「おもいでのアルバム・いつのことだか思い出してごらん」がいつまでも⼼に残ります。
さらに、主要キャストとして池脇千鶴、藤間爽⼦、芽島みずき、⽩川和⼦、ビートきよし、半海⼀晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史の出演が決定。個性的なキャラクターたちが、暖かく力強いストーリーを彩る。また、同作の撮影を映画『余命10年』ほかの今村圭佑、音楽をNHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』で音楽監督を務める網守将平、主題歌をシンガーソングライターの⻘葉市⼦が手掛けることも新たに発表された。
同時に、同作の特報映像も公開。移住先で出会う「まさかの⼈⽣」を楽しみつつも翻弄される晋作の姿や、同作の魅力の一つである豊かな食風景の一部が映し出されている。
『サンセット・サンライズ』

出演:
菅⽥将暉
井上真央
⽵原ピストル ⼭本浩司 好井まさお 藤間爽⼦ 茅島みずき
⽩川和⼦ ビートきよし 半海⼀晃 宮崎吐夢 少路勇介 松尾貴史
三宅健 池脇千鶴 ⼩⽇向⽂世 / 中村雅俊
脚本:宮藤官九郎
監督:岸善幸『あゝ、荒野』
原作:楡周平『サンセット・サンライズ』(講談社⽂庫)*⽂庫版は10⽉16⽇刊⾏予定
⾳楽:網守将平
主題歌:⻘葉市⼦
製作:⽯井紹良 神⼭健⼀郎 ⼭⽥邦雄 ⽵澤 浩 ⾓⽥真敏 渡邊万由美 ⼩林敏之 渡辺章仁
企画・プロデュース:佐藤順⼦
エグゼクティブプロデューサー:中村優⼦ 杉⽥浩光
プロデューサー:富⽥朋⼦
共同プロデューサー:⾕⼾豊
撮影:今村圭佑
照明:平⼭達弥
録⾳:原川慎平
⾳響効果:⼤塚智⼦
キャスティング:⽥端利江 ⼭下葉⼦
美術:露⽊恵美⼦
装飾:松尾⽂⼦ 福岡淳太郎
スタイリスト:伊賀⼤介
⾐装:⽥⼝慧
ヘアメイク:新井はるか
助監督:⼭⽥卓司
制作担当:宮森隆介 ⽥中智明
編集:岡下慶仁
ラインプロデューサー:塚村悦郎
製作幹事:murmur
制作プロダクション:テレビマンユニオン
配給:ワーナー・ブラザース映画
Ⓒ楡周平/講談社 Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
[公式HP]sunsetsunrise-movie.jp
[公式X /公式Instagram] @sunsunmovie2025
[公式ハッシュタグ] #映画サンセットサンライズ
2025年1月17日(金)全国公開
【ストーリー】
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の⼤企業に勤める釣り好きの晋作(菅⽥将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に⼀⽬惚れ。何より海が近くて⼤好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の⼈たちは気が気でない。⼀癖も⼆癖もある地元⺠の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と⾏動⼒でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの⼈⽣が待っていた―?!