12月6日(金)に日本公開されるオーストリア映画『クラブゼロ』(英題:CLUB ZERO)の本予告映像が解禁された。
『第76回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に正式出品された同作は、名門校に赴任してきた栄養学の教師・ノヴァクと生徒たちをめぐるイニシエーションスリラー。監督は、『リトル・ジョー』など過去に手がけた4作の長編が『カンヌ国際映画祭』に選出されているジェシカ・ハウスナー。ノヴァク役は、『アリス・イン・ワンダーランド』や『クリムゾン・ピーク』、『イノセント・ガーデン』などに出演したミア・ワシコウスカが、監督から直々のオファーを受けて務めた。
予告映像では、教師・ノヴァクがヘルシーで幸福度もアップする「最新の健康法」として説く食事法「conscious eating(意識的な食事)」にのめり込み、「食べないこと」に喜びを見出し心酔していく生徒たちの姿が、ハミングのような不思議な歌声にのせて描かれる。生徒たちが深呼吸をしながらわずかなご飯を口に運び、プレートに乗せられた食事を躊躇いもなく捨てる異様な光景にノヴァクの不気味な微笑みが重なり、不安な印象を増幅させている。
また、6月29日(土)から7月5日(金)までシアター・イメージフォーラムにて開催された『オーストリア映画週間2024』に合わせ、ジェシカ・ハウスナー監督と衣装を手掛けた姉のターニャ・ハウスナーが来日。同イベントでは『クラブゼロ』の先行上映が行われ、2人は日本の映画ファンに向けてコメントを公開した。
今回日本に来ることができてとても嬉しいです。
ジェシカ・ハウスナー監督 コメント
『クラブゼロ』をお披露目できましたし、大冒険のようだと感じています。
皆さんが映画を楽しんでくれることを祈ってます。ブラックユーモアもある作品なので、
全てを真に受けないように気を付けてください。ボナペティ!
日本に来られたことをとても光栄に思います。初めての東京を心から楽しんでいます。
ターニャ・ハウスナー コメント
皆さんが私たちの映画『クラブゼロ』を観に行ってくれたら嬉しいです。とても素敵な映画ですから。
『クラブゼロ』
出演:ミア・ワシコウスカ
脚本・監督:ジェシカ・ハウスナー 撮影:マルティン・ゲシュラハト
2023年|オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール|5.1ch|アメリカンビスタ|英語|110分|原題:CLUB ZERO|字幕翻訳:髙橋彩|配給:クロックワークス
Ⓒ COOP99, CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINÉMA 2023
公式サイト:klockworx-v.com/clubzero/
公式X:@clubzeromovie