映画『ナミビアの砂漠』(英題:Desert of Namibia)の日本公開日が9月6日(金)に決定した。
『第77回カンヌ国際映画祭』でワールドプレミア上映され、監督 / 脚本の山中瑶子が女性監督として最年少で国際映画批評家連盟賞を受賞した同作。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだと感じている21歳の主人公・カナを河合優実が演じる。カナと徐々に関係を深めていくハヤシ役を金子大地、カナの恋人・ホンダ役を寛一郎が務めている。
河合は学生時代に、山中が19歳という若さで撮影 / 初監督した『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったというエピソードを持つ。6月には主演を務めた『あんのこと』と声優初挑戦作『ルックバック』の公開が控え、スクリーンでの存在感を増している。
また、『ナミビアの砂漠』が、『第26回上海国際映画祭』インターナショナル・パノラマ部門カンヌ・エクスプレスへ出品されることも決定。カンヌ・エクスプレスは『カンヌ国際映画祭』の上映作のうち、選りすぐりの作品をいち早くアジアで上映するセクションとなっており、映画祭プログラミング部門のマネージャー、张一阳(Sammon Zhang)からのコメントも公開されている。
山中瑶子監督が19歳の時に独学で作った初長編「あみこ」は第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に、史上最年少で招待された。しかし彼女の本当の意味での初長編は本作だと言えるだろう。2024年カンヌ国際映画祭の監督週間に選ばれ、国際批評家連盟賞を受賞。山中監督は本作で現代の日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描いている。彼女がレンズで捉える彼らは、シニカルな魅力と今にも爆発しそうな情熱にあふれていて、まるでニューウェイヴ映画の主人公を見ているようでもある。ヒロインを務めるのは“令和の山口百恵”と言われている河合優実。彼女の自然な演技が新鮮かつチャーミングな活力を作品に注入している。
Sammon Zhang / Manager, Film Competition & Programming Dept.
『ナミビアの砂漠』

2024年9月6日(金)公開
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子
プロデューサー:小西啓介、小川真司、山田真史、鈴木徳至
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト:happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X(旧Twitter):@namibia_movie