オルタナティブロックバンド・Pavementのオリジナルドラマーであるギャリー・ヤングの半生とバンドを追ったドキュメンタリー映画『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』(原題:Louder Than You Think : A Lo-Fi History of Gary Young & Pavement)が6月15日(土)から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される。
粗削りでキャッチーなローファイサウンドで1990年代に人気を博し、1999年の解散後も再結成してライブツアーを行うなど精力的に活動を続けるPavement。同作では、Pavementの中心人物であるスティーヴン・マルクマスとスコット・カンバーグがレコーディングスタジオ「Louder Than You Think」でギャリーと出会い、1stアルバム『Slanted and Enchanted』のリリースを経てファンを獲得していったバンドの黎明期が描かれる。
ライブ前にファンに野菜をプレゼントしたり、出番がない曲で逆立ちしたりするなど、予測不能な行動で数々の伝説のステージを生み出したギャリー・ヤング。ヒッピー世代で他のメンバーより一回り年上の彼が、時に周囲を悩ませながらも歩んだ半生が、1990年代のライブ映像や本人及びメンバーのインタビューから紐解かれる。
同作は『SXSW FILM & TV FESTIVAL 2023』の音楽映画部門「24 Beats Per Second」でオーディエンス賞を受賞。劇場公開は今回の日本での上映が世界初となる。
『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』
監督 : ジェド・I・ローゼンバーグ
撮影 : デヴィッド・ニコルソン
編集 : グレッグ・キング、ジェド・I・ローゼンバーグ
パペット演出 : エイドリアン・ローズ・レオナルド
制作総指揮 : スコット・カンバーグ
出演 : ギャリー・ヤング、スティーヴン・マルクマス、スコット・カンバーグ、ボブ・ナスタノビッチ、マーク・イボルド、ジェリ・バーンスタイン、ケリー・フォーレイ
2023年 / アメリカ / 英語 / 90分 / カラー / 日本語字幕: 西山敦子 / 原題:Louder Than You Think : A Lo-Fi History of Gary Young & Pavement / 配給・宣伝 : ダゲレオ出版(イメージフォーラム・フィルム・シリーズ)