2024年に日本公開予定の映画『ナミビアの砂漠』が、フランスの『第77回カンヌ国際映画祭』で現地時間5月17日(金)にワールドプレミア上映された。
監督の目線から優れた監督を選ぶための取り組み「監督週間」に選出された同作。メイン会場である「シアタークロワゼット」での公式上映前後には監督の山中瑶子、主演・カナを演じる河合優実、カナと徐々に関係を深めていくハヤシを演じる金子大地、カナの恋人・ホンダを演じる寛一郎、撮影監督を務めた米倉伸が登壇し、公式上映舞台挨拶を行った。
ワールドプレミア上映前の舞台挨拶では、河合は満席となった800席に対して流暢な英語で「今日を楽しみにしていました。楽しんでください」と呼びかけた。山中は「若いチームで作ったエネルギー溢れる映画なので、ぜひリラックスして自由に見て頂けたらと思います」と、鑑賞前の観客にアピールした。
その後の上映では、5人も客席に座り鑑賞。エンドロールで会場から鳴り響いた拍手には、5人は立ち上がり、客席を見まわしながら会場の反応に笑顔で応えた。プレミア上映を受けた河合、金子、寛一郎からのコメントも到着している。
<河合優実 コメント>
上映中はすごい皆さんの反応を観察するなどリラックスしていたのですが、終わった後から心臓がバクバクしはじめて、興奮していたんだと思います。すごくうれしかったです。いっぱい拍手をいただき、感想を直に伝えてくれたり、本当に来れてよかったなと思いました。やっぱりこのお客さんの感想や歓声を聞くためにカンヌに来たんだなと思いました。<金子大地 コメント>
疲れました。笑 うれしかったです。反応もよくて、貴重な経験をさせていただきました。ずっとおどおどしてしまって、ヤバかったです(笑)<寛一郎 コメント>
素晴らしかったです。すごくいい上映だったと思います。一緒に見ていたのですが、ところどころぼくらの価値観とは違うところで笑っていたりとか、ここは絶対笑うよね、と思っていたところではみなさん笑ってくださっていたので、一安心しました。終わった後、すごくよかった、と皆さんに好評で、一安心です。
19歳という若さで撮影 / 初監督した『あみこ』が高く評価され、『PFFアワード2017』観客賞を受賞した山中瑶子の本格的な長編第1作目となる同作。学生時代に『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったというエピソードを持つ河合が初主演を務めている。
『ナミビアの砂漠』
2024年公開予定
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子
プロデューサー:小西啓介、小川真司、山田真史、鈴木徳至
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト:happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X(旧Twitter):@namibia_movie