『円盤に乗る場 presents NEO表現まつりZ』が、東京・荒川区の西尾久エリアで6月21日(金)〜30日(日)に開催される。
「円盤に乗る場」は演劇プロジェクト「円盤に乗る派」が中心となり、2021年に開設されたアトリエ兼アーティストコミュニティで、『NEO表現まつり』は2023年に初開催されたアーティストによる普段とは一風違った表現が多数展開される芸術祭。2024年は規模も内容もスケールアップした『NEO表現まつりZ』となって円盤に乗る場、おぐセンター2F、旧小台通り防災スポット、サロン梅の湯、梅の湯の5会場で開催される。
プログラムはステージパフォーマンスやワークショップ、さらには分類不可能なものまで、様々な内容が企画されている。たとえば円盤に乗る派のステージ『Pray in the milky night』は、「俳優のふるまいをそのまま作品にする」ことをテーマに、演出家なしで「戯曲を読むこと」にこだわった作品。また曽根千智+蜂巣もも+水上優のワークショップ「洗髪のレシピ ー身体加工から表現を考えるー」では、髪を洗うことを表現活動の一種ととらえ、参加者が互いに銭湯で髪を洗い合うことを通じて洗髪による表現について考える。そのほかにも、参加アーティストには朝比奈竜生、石原朋香、かまどキッチン、散策者、たちくらようこ、辻村優子、TeXi’s、隣屋、譜面絵画、涌田悠企画が名を連ねており、数多くの実験的な企画が予定されている。
「円盤に乗る場」には2024年4月現在で18組が参加。『第67回岸田國士戯曲賞』最終候補にもなった早稲田大学演劇倶楽部出身の「いいへんじ」、私的な生活を再解釈 / 再構築して劇的な虚構をつくりだす「かまどキッチン」、シアターでの上演に留まらず人が集まり、話し、他者を見つめることの可能性を様々な角度から探究する「散策者」といった劇団のほか、演出家 / 俳優の橋本清と演劇批評誌『紙背』編集長の山﨑健太によるユニット・y/nやダンサーの涌田悠など、ジャンルを限定しないアーティストが集っている。これまでの活動記録はnoteで公開されている。
「円盤に乗る場」メンバーが日々アトリエの中で磨いている、アーティストとしての技術。『NEO表現まつりZ』では、その根源的な部分を見ることができる。公式サイトには「いびつだったり、不揃いだったりしながらも、その中には出来合いのコンテンツにまみれた現代の私たちが忘れていた『何か』があるはず。あなたも、未知なるものと出会いに来ませんか?」とのメッセージが綴られている。チケットの予約受付は5月1日(水)17時から開始。荒川区西尾久に在住 / 在学 / 在勤する人を対象とした「にしおぐ割」も用意されている。
円盤に乗る場 presents NEO表現まつりZ
会期:2024年6月21日(金)~30日(日)
会場:円盤に乗る場、おぐセンター 2F、旧小台通り防災スポット、サロン梅の湯、梅の湯
[1dayパス]
指定日に行われる全てのステージ演目がご覧いただけます。
・一般 5,500円
・にしおぐ割 3,000円
[ステージチケット]
個別にステージ演目をご予約いただけます。
・一般 2,000円
・にしおぐ割 1,000円
[WSチケット]
個別にWSをご予約いただけます。
・曽根千智+蜂巣もも+水上優「洗髪のレシピ―身体加工から表現を考える―」 2,000円
・その他のワークショップ 1,000円
※にしおぐ割: 荒川区西尾久に在住・在学・在勤の方。
受付時に、証明書の写しが必要です。(運転免許証や健康保険証、学生証、名刺など在住・在学・在勤が証明できる書類)
※日時指定・全席自由
※未就学児は膝の上に座れる方まで入場無料です。
※おぐセンター 2Fの客席では不織布マスクの着用を推奨しています。
※ワークショップにはそれぞれ注意事項がございます。ご確認のうえご参加ください。
チケット予約開始:5月1日(水)17:00