INDEX
誰かに何かをする時は考える必要はなくて、わかっているつもりで良い
Celeina:お手紙に話を戻すと、「頼っても愛されても、それを返さなくても良い。代わりに誰かに注げば良い」という部分が気になっていて。一対一の人間関係ではなく、世界全体でエネルギーを渡し合っていくことが重要なんだとこの2文で考えさせられました。
頼っても、愛されても、それを返さなくてもいい。代わりに誰かに注げばいい。そいつから返事がなくてもいい。
ベタつかないで生きよう。頼るのは怖くない。無RISK、非RISK、不RISK。よろしく。
玉置周啓(MONO NO AWARE)の手紙抜粋(「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」presented by FRISK より)
玉置:嬉しいです。この言葉を教えてくれた先輩は、ご飯をおごってくれることに対して僕が「いつか返します」と伝えると「俺は大丈夫だから、代わりに後輩へやってあげて」「俺も先輩からそうしてもらったから」と言う人だったんですよ。要するに舎弟関係じゃないというか、「これだけ教えてやったんだから、返せよ」って話にならないスースーした関係が気持ち良かった。だから、僕も誰かにとってのそういった先輩でありたいと思うようになったんです。
タカノ:そこも「人間関係スースーさせよう」に繋がってくるんですね。
Celeina:そして、玉置さんに、あの頃のご自身に贈りたい楽曲を選んでいただきました。どんな曲でしょうか?
玉置:“わかってるつもり”という曲で、自分たちの楽曲でも音がスースーしている曲です(笑)。あと、この「わかってるつもり」って結構重要だと思ってて、以前の自分は、「何が相手のためになるのか?」を気にしすぎていたんですよ。だから頼れないし、頼られたくないと思ってた。でも誰かに何かをする時に、本当はどうなんだろうとか考えすぎる必要はなくて、わかっているつもりで良い。そんな思いでこの曲を選びました。
Celeina:楽曲を通じて、それぞれの答えが見えてきたと思います。それでは最後に、20歳の玉置さんと同じように人生の岐路に立つリスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
玉置:先ほどもお伝えしましたが、「恩送り」という言葉もあるように、人を頼ったり、人に頼られたりすることは、契約ではないと思うんです。だから、早い時期からポンポン頼れる人を頼って、困っている人を助けてあげてください。
「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」supported by FRISK

新たな一歩やチャレンジを前向きに踏み出すことを応援するFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」では、11組のアーティストやタレント、クリエイターが「あの頃」の自分に宛てた手紙を執筆。手紙の内容について、CINRA、J-WAVE、me and you、ナタリー、NiEW、QJWebでインタビューやトークをお届け。直筆の手紙全文は4月10日(木)から下北沢BONUS TRACKで開催されるFRISK『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』で展示される(詳細はこちら)。
『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』

第一線で活躍する11組の「あの頃のジブンに届けたいコトバ」。悩みを抱えていたかつての自分に書いた直筆の手紙を展示。この春、新生活を迎えるすべての人へ贈ります。
会場:下北沢・BONUS TRACK GALLERY(東京都世田谷区代田2-36-12)
会期:2024年4月10日(木)〜15日(水)11:00〜20:00(全日程共通)※営業時間は変更になる場合がございます。
手紙展示:アオイヤマダ、あっこゴリラ、宇垣美里、空気階段、崎山蒼志、柴田聡子、玉置周啓(MONO NO AWARE)、長濱ねる、藤森慎吾、ゆっきゅん、若槻千夏
主催:NiEW 後援:FRISK
■アオイヤマダさん登壇のスペシャルトークショーも実施!
展示に加え、本プロジェクトにメッセージを寄せていただいたアオイヤマダさんに登壇いただき、ご自身が何者でもないフレッシャーだった頃を振り返りながら、新生活における悩みや迷いとの向き合い方、気持ちを前向きにする方法などについてコトバを贈るトークショーを開催します。
場所:BONUS TRACK LOUNGE(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 中央棟テナント2F)
日時:
「アオイヤマダさんトークショー」4 月 12日(土)14:00~15:00(13:30開場)
会場の席数に限りがございますので、参加をご希望の方は下記リンクよりお申し込みをお願いいたします。抽選の上、当選者のみご連絡を差し上げます(メールにてご連絡を差し上げますので、「@niew.jp」をドメイン指定受信に設定いただくようお願いします)。
→詳細はNiEWの特設ページをご確認ください