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少年キッズボウイを取材。会社員のままメジャーデビューする奥にある強い意志

2025.5.23

少年キッズボウイ“キスをしようよ”

#PR #MUSIC

「別にバンドじゃなくてもよかった」(こーしくん)

―僕はこの間初めて少年キッズボウイのライブを観たんですけど、お客さんもバンドの一員になったかと思えるような熱狂的な盛り上がりに感動しました。それに、YouTubeなどでの発信の仕方も凄く独特だと思うし、少年キッズボウイは、バンドでありつつ、多くの人が想像する「バンド像」から少しはみ出した在り方をしていると思うんです。そこは結成当初から一貫しているものなんですか?

こーしくん(Vo)と山岸(Gt)が自身の好きなバンドを勝手に紹介するYouTube番組『少年キッズボウイのLove music』ではこれまでインナージャーニー、TENDOUJI、Sundae May Club、ヤユヨ、omeme tenten、umitachi、ハク。、忘れらんねえよを紹介

こーしくん:最初から「ただ面白いことがやりたいよね」というだけだったし、別にバンドじゃなくてもよかったんです。集まったのが楽器をできるやつが多かったので「一旦音楽をやろう」となっただけで、今も音楽は「一旦やっている」って感じなんですよ。本当はもっといろいろなことをやりたいんです。コントもやりたいし、便利グッズの発明とかもしたい(笑)。でも、この感じは最初あまりメンバーにも伝わらなかったんですよね。山岸に「コントをやろう!」と言っても「はあ?」って感じで(笑)。

―(笑)。

山岸:僕はバンドをやること自体初めてだったから、最初は「え?」って感じだったんですけど(笑)、どんどん、自分が少年キッズボウイにいる理由は「みんなでいる」ってことなんだなと思うようになって。今は8人でバンドをやっていますけど、みんなでいる時間がいちばん尊いし、自分以外の誰かと何かをやっていることに意味があるんだなと今は思います。なので、お客さんも含めて、みんなでいる時間を続けるために音楽もそれ以外のこともどんどんやっていきたい。

アキラ:一緒にいられればオールOKだからね(笑)。

―アキラさんは、少年キッズボウイのコミュニティとしての在り方にはどう向き合っていますか?

アキラ:正直、最初は気恥ずかしかったです。「バンドなのにSNSを頑張るのもなぁ」と思ったし、TikTokで喋るなんて自分とは程遠いことだと思っていたから最初は抵抗ありましたけど、今は慣れました(笑)。それによくあるバンドのイメージって、ボーカルだけが印象に残っていて他の人は目立たないと思うんです。でも私たちの場合は、たとえばGB(Dr)は普段服屋さんで働いていて、そっちの方でインタビューを受けたり、それぞれにスポットが当たることもあって。それは凄くいいことだと思うんですよね。

アキラ(Vo)とGB(Dr)の洋服について語るTikTok動画が人気
https://www.tiktok.com/@shonenkidsboy/video/7199259690503556354

―少年ボウイキッズを見ていると、友達同士で歌を歌ったり、好きな音楽の話をしたりする純粋な喜びを感じるんですけど、皆さん、子どもの頃友達は多かったですか?

こーしくん:僕は友達いっぱいいましたね。でも、小3の時に友達がひとりもいなくなったんですよ。全員引っ越したんです。

山岸:そんな誰も悪くないことあんの?(笑)

―(笑)。アキラさんと山岸さんはどうですか?

アキラ:私は暗かったです。男の子とばかり遊んでいたのは、今のバンドの男女比に受け継がれているかもしれない(笑)。

山岸:僕は友達少なくて、ひとりの時間の方が好きでしたね。大学に入って音楽をやるようになって、新鮮に「人と何かやるってこんなに楽しいんだ!」と思いました。「誰かと一緒に何かをやることを楽しんでいいんだ」って。それが今もこのバンドで続いている感覚ですね。

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