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ブッダの言葉から、執着や固執に対する気づきを得た
タカノ:そんな中、『超訳 ブッダの言葉』に出会って救われたとのことですけども。この本とはどのようなキッカケで出会ったんですか?
崎山:コロナの影響もあり、精神的にやられてしまっていたのも理由でしたし、もともと仏教に関心もあって、母親からこの本を教えてもらったんです。読み始めたら「執着や固執をしては駄目だ」みたいな言葉が並んでいることに気づきがあったんですよ。モヤモヤした思いを抱えていたけれど、まっさらな状態で流れに身を任せるくらいの気持ちでいることの良さとか、目の前のことに集中することの重要性を感じられた。悩みすぎてしまう部分があったので、「悩まなくて良い」という言葉に救われましたね。
タカノ:今を生きる人たちの心に刺さるブッダの言葉、凄いです。
崎山:でも、「お酒を飲んではいけない10個の理由」という項目もあって。僕はお酒が好きなので、その項目はまだ飲み込めてないですね(笑)。
Celeina:これから少しずつ嚙み砕いていってください(笑)。ブッダの言葉だけではなく、おじさんの言葉に救われたとも綴られていますが、こちらは?
ブッダの言葉という本と、従兄弟の父であるおじさんの言葉に救われた。ブッダの言葉からは執着や固執をしないこと、おじからは「考えるのは良い、悩むのはだめ」という強い言葉を学んだ。
崎山蒼志の手紙抜粋(「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」presented by FRISK より)
崎山:僕のおじさんは時々助言をくれるんですが、ある時「考えるのは良い。でも悩むのは駄目だ」って言葉が送られてきて。悩んでいると下を向いてもっと大きな困難にぶつかってしまうかもしれないけれど、前を向きながらでも考えることはできる、みたいな。どこかブッダの言葉に近いところがある気がしましたし、その時の自分にはこの言葉がしっくりきたんですよね。
タカノ:崎山さんは、おじさんからもらったその言葉をどのように実践されていますか。
崎山:僕は色々なことに執着したり、固執してしまうタイプなので、この言葉を思い出しながら、悩みすぎないように日々心がけています。暗い曲を書いていると気持ちが持っていかれそうになるんですけど、この言葉があれば留まることができる。定期的にお守りのようになっているなって。
タカノ:良いお守りワードだと思います。