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ヒーローとしての佐藤健の気合い、そしてFukaseとの対比
そもそも佐藤健は『仮面ライダー電王』という特撮ヒーローで主演を務めたこともあり、「史上最小で最も身近なヒーロー」を描く本作においては「僕は過去に、変身してヒーローをやっていた時期もあり、人一倍そういうジャンルにはうるさい自負がありますので、気合を入れて演じさせていただきました」とも語っている。
劇中で悪役となる存在との立ち回りは特に特撮ヒーローっぽさを感じるし、さらには「爆破シーン」もあったりもする。『仮面ライダー電王』でのヒーローとしての佐藤健が好きだった人にとっても、本作は必見だろう。
また、劇中で佐藤健が演じる「白血球(好中球)」は、「無表情でとっつきにくいけど実は良い人」なキャラクターで、容赦無く細菌を攻撃する怖さと、永野芽郁演じる「赤血球」を見守る優しさの両面を感じさせることも魅力的だ。それは劇中で「最強の敵」となるFukaseとの対比にもなっている。映画『キャラクター』では殺人鬼役にも見事にハマっていたFukaseが、どのような恐ろしさを見せるのかにも注目してほしい。
