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莉子が巡る『“ひみつの庭” inspired by 羊文学 – 12 hugs(like butterflies)』

2024.6.24

『”ひみつの庭” inspired by 羊文学 – 12 hugs (like butterflies)』

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莉子のメンタルの保ち方「自分をハグしてあげる」

―『12 hugs(like butterflies)』のアートワークはバタフライハグがモチーフで、いろいろな理由で落ち込んでしまったときに自分で自分をハグしてあげることの重要性がテーマになっていますが、莉子さんはどんなときに落ち込んでしまうことが多いですか?

莉子:私、基本的に自信がなくて、マネージャーさんにも「自信を持ちすぎても良くないけど、莉子はちょっと自信がなさすぎるよ」って言われちゃうくらいなんです。特に映像の仕事に関して本当に自信がなくて、「もともとはモデルが本業だったので、映像のお仕事をしていいのかな」みたいな、そこがずっと不安だし、なかなか自信が持てないんです。

オーディションに行った後とかは毎回「絶対ダメだ」っていう気持ちになりますし、自分の出演作を見返しても毎回反省点しか上がってこないんです。「ここでもうちょっとこう喋れたのに」とか「ここでもっとこういう表情できたのに」とか、そういうことばっかり考えちゃう。いろんな作品に呼んでいただいたり、監督に「すごく良かったよ」みたいに言っていただくことで何とか保ててるんですけど、基本的には本当に自信がないですし、不安とかも感じやすいタイプなので、どれだけマイナスな感情に引っ張られないでお仕事をするかっていうのは、自分の課題でもあります。

ーマイナスな感情に引っ張られてしまったときは、どうやって自分で自分をハグしてあげていますか?

莉子:私は本当に音楽に救われていて、音楽を聴く時間が何も考えないでリラックスできる時間ですし、ストレスを発散できる時間にもなっています。

それこそ『DISTORTION GIRL』の撮影時がまさにそうでした。あれはもう4年前とかで、お芝居を始めた最初の方だったから、何もわからないままやってる時期だったんですけど、その中で羊文学さんと出会えたことは大きかったです。音楽を題材とした作品に出させていただくことも初めてだったので、「音楽の作品ってこんな感じなんだな」とか、新たなことを学ぶ現場でもあって、本当に助けられたなと思います。

それ以外だと、フィルムカメラで写真を撮るのが好きで、つい最近も友達と公園に行って、一緒にピクニックをしながら写真を撮ったりして。自然や音楽が私にマイナスの感情がない時間を与えてくれるので、そういうのはなるべく自分から摂取するようにしてます。

『Addiction/honestly by DODI』

―会場で流れている羊文学のメンバーとharu.さんの対談の中で、「落ち込んじゃったときにどうやって自分をハグしてるか?」という質問に(河西)ゆりかさんが「肩書きに縛られない、なんでもない自分になる」という意味合いの答えをしていて。友達と過ごす時間は莉子さんにとって「なんでもない自分になる」ための時間なのかもしれないですね。

莉子:確かに、私もそれを求めてるのかもしれない。私はもともと芸能じゃない高校に行ってたので、今でもプライベートで会うのはその高校の友達か、幼稚園に入る前からの幼なじみだったりして、今はみんな普通の大学に通って、ちょうど就活をしてる友達も多くて。そういう友達から「就活がしんどい」みたいな話を聞くと、今の私には知れない世界だからこそ、私もすごく鼓舞されるんですよね。友達が大変な環境で頑張ってるんだから、私は私で頑張らないとなって、すごく刺激をもらえる関係で、なおかつその友達と一緒にいると本当になんでもない私でいられるので、そこにすごく助けられてるんだなって、今話を聞いてそう思いました。

―SNSもときにマイナスな感情に引っ張られてしまう危険性がありますよね。

莉子:そうですね。そこは切り替えが大切というか、やるときはちゃんとやって、休むときは休むみたいな、そこはここ数年でだいぶ身につけられたと思っています。

数年前とかはキャパオーバーしちゃうことがしょっちゅうあって、過呼吸になっちゃったりとか、めっちゃ泣いたりとかあったんですけど、最近は自分で自分のキャパを理解して、いろいろ整理しながら物事を進められるようになりました。それこそ休まないといけないなと思ったときは、いくら忙しくても友達と会う約束をすることで、自分で自分のバランスや機嫌を取れてるなと感じてるので、そこはちょっと成長できたねって、自分を褒めてあげられる部分ですね。

―先ほどの「どうやって自分をハグしてるか?」という質問にモエカさんが「『逃げる』っていうこともすごく大切」と答えていたのも印象的でした。

莉子:やっぱりこの業界は特殊だと思うし、だからこそちゃんと自分で自分のことを褒めてあげたり、それこそハグしてあげることがより大切な世界だと思うので、私もここ数年はそういうことをすごく意識してやってますね。

―では最後に改めて、『ひみつの庭』にこれから行こうと思っている人、気になっている人に向けて一言メッセージをいただけますか?

莉子:私は羊文学さんの1ファンとして音楽を聴かせていただいてますけど、羊文学さんのことを最近知ったとか、「なんとなく興味がある」で行っちゃっても全然楽しめる空間だと思います。

本当にあの空間にいろいろ詰まりすぎてるので、とにかく一度行ってみていただきたいです。目や耳はもちろん、香りだったり、羊文学さんの世界観を五感で感じることができる空間で、本当に行くだけでいろんなところから情報が入ってくるんですよね。「この曲が好きだから展示をめっちゃ見たい」でもいいし、「この展示が好きだったからこの曲を聴いてみよう」でもいいですし、それぞれの楽しみ方で楽しめる空間だと思うので、もうとにかく行ってみていただきたいです!

『”ひみつの庭” inspired by 羊文学 – 12 hugs (like butterflies)』

2024年5月30日(木) ‒ 7月7日(日)12:00-20:00 ※最終入場は閉館の30分前まで
会場:New Gallery
住所:東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
https://newgallery-tokyo.com/secretgarden/

【チケット詳細】
入場券:1,000円 ※事前予約制
https://eplus.jp/himitsunoniwa/

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