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莉子のお気に入り『つづく』
ー写真映えのするポイントもいくつかあって、莉子さんは『つづく』のフラワートルネードがお気に入りだったようですね。
莉子:超かわいかった! 「実際には存在しないお花をデザインしていただいた」という解説をお伺いして、パッと見では実際にありそうなお花なんだけど、でも確かによくよく見るとトランプっぽい、紙みたいなものが真ん中に混ざってたりとかして、あのお花1個1個を見るだけでも楽しかったです。しかも、あの場所に飾られてることによって、空調でいい感じにずっとくるくるしてて、それもすごく素敵で。あの場所は本当に写真映えスポットだなと思いましたね。



―ちなみに、莉子さんご自身も何か作ったりすることがお好きだったりしますか?
莉子:いや、全然しないです(笑)。手先は典型的なB型で、すごく不器用なので全然できないですけど、でも展示とかを見たり、自分でデザインを考えるのはすごく好きです。もともとファッションとかおしゃれが好きでこの業界に入ったので、そういうのを見るのもずっと好きで、今回だとビーズの衣装がめっちゃかわいくて。
衣装をあんなに間近で見られる機会なんてないじゃないですか。衣装展示だけ単体でやられたりとかもあるぐらいなのに、あの展示物の中に衣装も混ざってるなんて、なんて贅沢なんだと思って。ジャケット写真だとちょっとぼやけてるけど、あんなに繊細なビーズで作られてたんだっていうのもわかるし、しかも白に赤がちょっと混ざった感じと真っ黒の正反対な二つがあって、どっちもおしゃれで魅力的だなと思いました。

―楽曲をモチーフにした展示物、さらには衣装、写真、作品の資料まで、羊文学というバンドを様々な角度から楽しめますよね。
莉子:そうですね。当たり前かもしれないけど、本当に隅から隅まで全部、1個1個考えて作られたんだなっていうのがすごく伝わってきて、一つも見逃せないというか、全部見ないと! みたいな気持ちに自然となりましたね。すごく充実感があって、「ありがとうございます!」っていう気持ちでいっぱいで……満腹でした(笑)。


