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バドワイザーの缶デザインを担当。見た瞬間に「何これ、面白くない?」と思えるデザインに
タカノ:そしてHAROSHIさんはこの夏、スケボーとは違ったプロジェクトにも関わっているということをお伺いしています。
HAROSHI:そうなんです。今年、バドワイザーの缶のデザインをさせていただきまして。「何で彫刻家にこういうオファーをしたんだろう」と思ったんですけれど。僕自身、もともとバドワイザーのロゴが入った服を買うくらい、バドワイザーの大ファンだったんです。今回も、ちょうどバドワイザーの古着のジャケットを買ったタイミングで連絡が来たんですよ。それで、「やるやる!」と思って、デザインを担当させていただきました。
Celeina:引き寄せていますね!
タカノ:スタジオにもお持ちいただいています。こちらは、缶やビンがサングラスをかけているようなデザインになっていますね。


HAROSHI:昔、「ダンシング缶」というおもちゃがあったじゃないですか。あれが、くだらなくてすごく好きだったんですよ。くだらないものがとにかく昔から好きなんです。
それで、見た瞬間に無条件に「何これ、面白くない?」と思えるデザインにしたかったんですよね。スケボーっぽいデザインとか、自分の作品っぽいデザインにすることよりも、単純に自分が欲しいと思えるものをどうしても作りたくて。缶がサングラスしているおもちゃはありましたけど、実際の缶がサングラスをかけていることはなかったじゃないですか。
タカノ:言われてみればそうですね(笑)。
HAROSHI:それで実際に提案したら、バドワイザーの人も結構ノリが良い人たちだったので、「それでいきましょう」と言ってくれて。
タカノ:いいですね、Groovyですね。
Celeina:缶もビンも、今にも音に反応して踊り出しそうな感じですよね。
HAROSHI:サングラスをしていると、サングラスの下に目があるような気がするんですよね。やっぱり、缶が擬人化されているんですよ。だから何となく可愛く見えてくるというか。缶って、普通はあんまり可愛く見えないじゃないですか?
タカノ:確かにそうですね。
HAROSHI:飲んだ後も、潰してダンスをしているようにして遊ぶこともできるんです。
タカノ:捨てないで、家に飾りたくなりますね。すごく素敵です。
HAROSHI:嬉しいです。
Celeina:そしてこの缶にまつわる企画も始まるとのことで。
HAROSHI:まず、もともとこの商品を買うと、そのレシートで毎回くじが引けて、色々なグッズが当たるというキャンペーンをやっていたんです。それにプラスアルファで、僕が最近「第1回踊るHAROSHI缶ダンス甲子園」という企画をSNS上で始めまして。これもだいぶふざけているんですけれど。
タカノ:こちらはどんな企画なんでしょうか?
HAROSHI:この缶を使って、「ダンシング缶」みたいな動画を作っていただきたいんです。本当はおもちゃのダンシング缶を作りたかったんですれけど、コストとか権利の関係で作れなかったんですよ。なので、「動画で作ったら面白いんじゃないか」と思い、企画も始めてみたんです。
Celeina:撮影した写真をたくさん繋げて、踊っているような動画はスマホでも作れそうですよね。気になった方は、ぜひHAROSHIさんのSNSをチェックしてもらえばと思います。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達を紹介してもらっていますが、HAROSHIさんが紹介してくださるのはどんな方でしょうか?
HAROSHI:「CHALLENGER」のデザインディレクションをやっている、田口悟さんを紹介させていただきます。バドワイザーのプロダクトも一緒に作った友達で、元プロスケーターの、最高にかっこいい人です。
Celeina:ありがとうございます。明日は「CHALLENGER」のデザインディレクション、田口悟さんに繋ぎたいと思います。「FIST BUMP」、今日は造形作家のHAROSHIさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann