グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
7月31日は、「三鷹のやまちゃん」店主の山本研二さんからの紹介で、フローリストの近藤薫さんが登場。フラワープロジェクト「約束」としての活動内容のほか、配信しているポッドキャストや、『フジロック』での思い出などについて伺いました。
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家の近くの花屋の店長に誘われて、花に関わる仕事を始めた
Celeina(MC):近藤さんは、「フローリスト」ということで。今のお仕事を始めるきっかけは何だったんですか?
近藤:家を出てすぐの場所にお花屋さんがあるんですが、 そこの店主の方に「働かないか」と誘ってもらって、働くようになりました。そのお店自体は辞めてしまったのですが、花に関わる仕事としては今年で11年目ぐらいになります。
タカノ(MC):本当に、流れでそうなっていったという感じなんですね。
Celeina:綺麗でいい匂いがするものに囲まれて働くのはすごく憧れるんですが、お花屋さんは朝が早くて、作業も大変で手が荒れてしまったりするというお話を聞くんですよ。この2つは本当なんでしょうか?
近藤:そうですね。朝が早いのは、本当にきついです。深酒するので、まず起きられなくて。手荒れは痛いけど、我慢できるぐらいです。
タカノ:お花屋さんの仕事は、大体何時ぐらいから始まるんですか?
近藤:大体6時前後には、市場に着いていないといけないんです。
Celeina:お花を買い付ける市場が、もうその時間から開いているということですよね?
近藤:そうです。6時から8時ぐらいに開かれるので、5時まで飲んでいたら間に合わないんですよ。
タカノ:そのまま行くしかない(笑)。 朝に強いか、逆にもう夜強くてそのまま朝までいけますよ、みたいな方じゃないと厳しいですね。
近藤:私は後者かもしれないです。
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フラワープロジェクト「約束」で様々なイベントに参加
Celeina:近藤さんは、表参道のフラワーショップ「ディリジェンスパーラー」で働いた後、2年前に独立されて、現在はフラワープロジェクト「約束」としても活躍中とのことで。この「約束」、私も先日イベントで遭遇したんですよ。お花もいただきました。
近藤:「atmos pink」と「adidas」 のコラボイベントで、「atmos pink」のフラッグシップの店内装花とフラワーギフトを担当したんです。店内にお花を吊るしたりしましたね。

Celeina:店内のお花も担当されていたんですね! 天井から1輪ずつぶら下がっていて、とても可愛かったです。
近藤:「約束」は浜田という相方と2人でやっているんですが、彼と必死に結びました。
Celeina:そのイベントで、もしかしたら浜田さんにもお会いしたかもしれないです。「お花ください」と言ったら、「あなたは、これが似合いそう」と言ってピンクの結構大きめのバラを渡されたんです。お花占いみたいな感じがして、すごく楽しい一幕でした。「約束」としては、どんな依頼を受けることが多いんですか?
近藤:この前のイベントのような店内装花のほか、イベントに出店してお花屋さんをしたりもしますし、結婚式や撮影で使うお花の依頼を受けることも多いです。お店でブーケを作ってお客さんにお渡しするというよりは、1回限りのイベントに参加する方が多いかもしれないですね。
Celeina:出店などのオファーは、人伝いで来るんですか?
近藤:そうですね。ただ僕らは互いの知り合いの空気感が全然違うので、毎回いろんな刺激的な仕事をいただいています。今はまだ2年目なので、仕事量はそこまでできていないんですが、ここからもっと広がっていければいいなと思っています。
タカノ:いいですね。「約束」という名前も素敵です。
Celeina:イベントでいただいたお花の包み紙にも「約束」という言葉が印字してあったのですが、それを見たとき「これは忘れないな」と思いました。
近藤:名前は語感で決めたんですよ。意味は後付けで、相方が約束を守る人、私は守らない人だよね、という(笑)。
Celeina:薫さんは、約束を守らないタイプなんですか?
近藤:そうですね、「今日は飲まないって言ったじゃん、明日大事な仕事があるから」と言っているのに飲んじゃうタイプですね。
Celeina:でも、どちらかというと嬉しい裏切りという気がします。だって、一緒に飲んでくれるんですもんね。
タカノ:割とポップな約束破りですよね。