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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

「para de casa」のマツナガツヨシは、『フジロック』を「人類の夏休み」だと考える

2025.7.31

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。7月7日から、7月24日までの3週間は、「『フジロック』でつながる友達の輪」ということで、『フジロック』で出会った! 一緒に行くよ! そんなお友達でつないでいただきます。

7月8日は、ディアジオジャパン株式会社の鈴木健太さんからの紹介で、音楽レーベル「para de casa」のマツナガツヨシさんが登場。スタッフとして『フジロック』でどのような仕事をしてきたかや、思い出に残っているステージなどについて伺いました。

『フジロック』は、アーティストもスタッフも目標にする場所

Celeina(MC):「para de casa」といえば、先ほど出演されたFurui Rihoさんなどのライブ制作を担当するほか、『フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)』にも出演した YONA YONA WEEKENDERSなどが所属する音楽レーベルです。マツナガさんご自身は、やはり『フジロック』にはお仕事で行かれることが多いですか?

マツナガ:ほとんど仕事で行くことばかりですね。

Celeina:何回くらい行かれたことがあるんですか?

マツナガ:数えてみたら5回でした。

タカノ(MC):初参加はいつですか?

マツナガ:2017年です。レーベルは違うんですが、うちの会社所属のDE DE MOUSEがRED MARQUEEに出演する時に初めて行きました。

タカノ:いいですね。初めての『フジロック』はいかがでした?

マツナガ:もともと、個人的にフェスに遊びに行ったことがなかったんです。でも、『フジロック』というブランドに憧れはあったので、当時のチーフから「1回あの景色を見に行こう」と誘われて、連れて行ってもらいました。『フジロック』は、自分の中で手の届かない場所という認識だったんですが、ある意味その通りでしたね。アーティストもスタッフも1個の目標にするような場所だと思うので、そこに自分もスタッフとして行けたのはすごく嬉しかったです。

1番印象に残っているライブは、The Internetのシド・ザ・キッドのソロステージ

タカノ:アーティストと一緒に、お仕事の一環で行くわけじゃないですか。スタッフとして、『フジロック』ではどのように動かれているんですか?

マツナガ:「para de casa」は、マネジメントとレーベルが主な仕事なんですが、僕自身はライブ制作をやることも多いんですよ。その場合は、ライブの全てのプランニングの仕切りとか、舞台監督・演出をやります。制作として行く時もあれば、マネージャーとして行く時もあるので、動き方は毎回変わりますね。

Celeina:お仕事で『フジロック』に行かれる場合、プライベートの時間は持てたりするんですか?

マツナガ:「para de casa」の親会社の社長が、何年か前に「『フジロック』は俺らの慰安旅行」と言っていました(笑)。なので、毎年担当しているアーティストの出演が決まると、大体3日間滞在していて、出演日以外は割とフラフラしていますね。

タカノ:リスナーとして特に印象に残っているライブはありますか?

マツナガ:The Internetのシド・ザ・キッド(Syd Tha Kid)のソロステージです。このステージは見たいと思って、1人でRED MARQUEEまで歩いて行って、転換を待っていたんですよ。そうしたら、隣にたまたま昨日「FIST BUMP」に出演された鈴木健太さんがいたんです。ただちょっと記憶があやふやで、もしかしたら一緒に見たのはアーロ・パークス(ARLO PARKS)だったかもしれません(笑)。

タカノ:ライブだけに限らず、他に『フジロック』で印象に残っているシーンはありますか? 美味しかったご飯とか。

マツナガ:「きりざいめし」が美味しかったですね。『フジロック』で食べてから、家でも作ってみました。

Celeina:納豆、野沢菜、たくあんが入っていて、すごく美味しいですよね。

タカノ:お家でも再現できたんですか?

マツナガ:『フジロック』のYouTubeチャンネルに、「きりざいめし」のレシピが載っているんですよね。それを見て作りました。

Celeina:でもやっぱり『フジロック』で食べるご飯の美味しさって、お水とかお米だったりすると思うんですよ。あの空気の中で炊かれた米とか、よそわれた納豆はやっぱり味わいが違いますよね。

マツナガ:そうですね。今年の『フジロック』には、僕の友達が初めて出店するみたいなんですよ。「Cafe & Burger MONTANA」という茨城にあるハンバーガーショップで、ORANGE ECHOのORANGE CAFÉというエリアに出るみたいです。

タカノ:片手で食べられるし、いいですね! 要チェックです。

『フジロック』は「人類の夏休み」だと思う

Celeina:1度だけプライベートで参加されたことがあると伺ったんですが、何か目的があったんですか?

マツナガ:2017、2018年と立て続けに出演者側で行かせてもらっていたんすが、2019年に出演がなかったんです。『フジロック』の前々日くらいに、会社で「行きたいよね」という話になって、 うちの会社の社長たちと思い立って車に乗って、ケイトラナダ(KAYTRANADA)だけ見に行きました。

Celeina:ちょっと待ってください! 私のベストフジロックモーメントはケイトラナダなんですよ。

マツナガ:すごく良かったですよね。

Celeina:RED MARQUEEの深夜、本当に最高でしたね。取材の仕事で行っていたんですが、ケイトラナダだけはどうしても見たくて、1回寝てから這いつくばって行きました。さて、今は皆さんにお伺いしているんですが、マツナガさんが『フジロック』でパワーをもらった「チャージソング」は何ですか?

マツナガ:ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の“HUMBLE.”です。

https://youtu.be/tvTRZJ-4EyI?feature=shared

タカノ:ケンドリック・ラマーは2018年に『フジロック』に出演しましたね。どんな思い出があるんですか?

マツナガ:正直、僕はそこまでヒップホップを聴いてきた人間ではないんです。2018年のヘッドライナーとしてケンドリック・ラマーが来ていて、たまたま見たぐらいな感じで。でもケンドリックが着ていた衣装が、日本の「N.HOOLYWOOD」というブランドのオーバーオールで、僕がいつも着ているブランドだったんですよ。ステージも、ほぼ1人でパフォーマンスするようなプランになっていて、本当に圧巻でした。そこそこ雨が降っていたんですが、夜で雰囲気もあって、しっかりロウも出ていて……とすごく気持ちよくて、そこからもうケンドリック・ラマーが大好きになりました。

Celeina:『フジロック』で改めて音を聴いて好きになるアーティストっていっぱいいますよね。最後に、マツナガさんが思う『フジロック』の魅力を伺いたいです。

マツナガ:昨日からめちゃめちゃ考えて、ディレクターさんとも話したんですが「人類の夏休み」だと思います。いくつになっても、あそこに行ったら夏休みだなというか。

タカノ:いいですね! 老若男女みんな夏休みだよと。

マツナガ:僕も『フジロック』に行くと、メールを返すのをやめてしまうので(笑)。

タカノ:『フジロック』中は勘弁してという感じですよね。

Celeina:いいですね。さあ、「Jackery FIST BUMP」は『フジロック』で繋ぐ友達の輪ということで、『フジロック』で出会った、もしくは一緒に行くようなお友達を紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?

マツナガ:普段は空間演出などをやられている、キャンドルアーティストのミナイマサシさんをご紹介します。『フジロック』の現地で知り合ったわけではないんですが、彼も『フジロック』で仕事をしていたというのを、知り合った後に知ったんです。

Celeina:ありがとうございます、明日はミナイマサシさんに繋ぎます。「Jackery FIST BUMP」、今日お迎えしたのは、音楽レーベル「para de casa」のマツナガツヨシさんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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