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お好み焼きとは結婚している感覚
Celeina:そもそもお好み焼きが好きになったきっかけは、どんなことだったのでしょうか?
お好み焼き女ちゃん:子どもの頃から、お好み焼きは好きな食べ物だったんです。大学に進学してから、都内にある「鶴橋風月」という大阪発のチェーンのお好み焼き店に初めて行ったとき、その味に衝撃を受けて。そこからお好み焼き店を巡るようになって、気づいたら今のような形になっていました。
Celeina:その「好きな食べ物」を創作に結びつけようとしたのは、きっかけがあったのですか?
お好み焼き女ちゃん:昔から、食べ物に限らず好きなものを創作活動に結びつける癖があり、たとえば好きな人ができたらその人の塑像を作ったり、自分の思いを込めたうちわを作ってアピールしたりしてきました(笑)。最近ではカルガモが好きで、川で拾った石にカルガモの絵を描いたり、それを作品として販売しようと考えたりしています。
Celeina:それでは、「お好み焼き女ちゃん」ではなくなってしまいますね(笑)。
お好み焼き女ちゃん:そうですね。「カルガモ女ちゃん」として新しい人格を作らなければいけないかもしれません。
タカノ:生粋のクリエイターですね。純粋な気持ちで表現されているのが伝わってきます。いずれは「カルちゃん」として「FIST BUMP」に遊びに来てくれるかもしれませんね。
Celeina:お好み焼きは外で召し上がることが多いようですが、ご自宅でも作るのですか?
お好み焼き女ちゃん:はい。週に4回ほど作っています。
Celeina:すごいですね。飽きることはないのですか?
お好み焼き女ちゃん:もう結婚しているみたいな感覚なので、飽きることは全くありませんね。生活の一部というか、好きでいて当たり前で、大切で愛おしい存在になっています。
タカノ:トッピングを変えたり、味に変化をつけたりもするんですか?
お好み焼き女ちゃん:はい。冷蔵庫には今20本以上のお好み焼きソースがありますし、使い終わったものも20本ほどあります。日によってソースを変えるだけでも、味に変化が生まれるんです。
Celeina:お好み焼きの味ってソースが決め手なイメージですが、メーカーによってそんなに違うものなんですね。
お好み焼き女ちゃん:メーカーによって原材料が違うんです。たとえばトマトが多く入っているものや、にんにくの風味が強いものなどもあります。細かな違いが楽しいですし、それぞれに個性があるんですよ。
Celeina:お好み焼き本体は大きく変えず、ソースの工夫で飽きずに楽しんでいるんですね。
お好み焼き女ちゃん:そうですね。ただ、粉の量を減らしたり、キャベツの刻み方を変えたりと、食感の工夫も時々します。