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これまで旅した国で1番印象に残っているのは、社会主義国であるキューバ
タカノ:Meiさんは今まで、世界中の色々な国を旅されたんですよね。
Mei:若い頃はロックが好きで、アメリカばかり行っていました。「このアーティストのライブに行くために、この場所に行こう」という感じでアメリカ全土を回って。でも「Liberaiders」を始めてから、カリフォルニアを中心にスタートしたストリートカルチャーを、僕がもう1回発展させようかなと思ったんです。なので「Liberaiders」をスタートして以来、社会主義国とか発展途上国を中心に回りました。それが自分にとっても新鮮だったし、ブランドのファンの方にもサポートしていただけたんです。それで今に至りました。
タカノ:1番印象に残っている国はどこですか?
Mei:何個もあるんですけど、1番印象に残っているのはキューバですね。僕自身が社会主義国で生まれ育っているので、おそらくキューバと同じ、共産主義の教育を受けているんですよ。僕が若い時は同じ社会主義国なので、キューバには全く興味がなくて。でも日本とアメリカに合わせて30数年住んでから、逆にキューバがどういう風に見えるのか興味があったので、実際に行ってみたところ、感動させられたんです。
中国は今どんどん変わってきていて、経済も発達しているけど、キューバの社会制度はもう社会主義のままなんですよ。 例えば月収は100ドルくらいしかないのに、みんなすごくハッピーに生活していて、色々なことを考えさせられました。僕は未だに、社会主義が正解なのか、資本主義が正解なのか、自分の中で答えが出ていないままですね。
Celeina:Meiさんには生まれ育った歴史と親しんできたカルチャーがあって、違う国に行って感じたことを洋服に落とし込んでいらっしゃって。消費者である我々が、それに触れることができるのがいいですね。
Mei:どれだけのお客さんにそれを感じていただけているのかは、正直わかりません。でも、自分が感じていることを表現することによって、少しでも共感してくれる人がいるとしたら、すごく意味のあることをやっているなと自分では思っているんです。
Celeina:素敵ですね。今後も「Liberaiders」の動きをチェックしていきたいと思っております。「FIST BUMP」、本日は「Liberaiders」ディレクターのMei Yongさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann