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「Liberaiders」のコンセプトは「世界を旅して自分が感じたことが、自分にとっての真実だ」
タカノ:今や日本発信のブランドをされていますが、「Liberaiders」立ち上げの経緯も聞きたいです。
Mei:もともと僕はストリートカルチャーが好きなんですが、以前勤めていた会社の仕事の関係でアメリカに10年くらい通っていて、カルチャーシーンをリアルタイムで経験してきたんです。2006年に今の会社を立ち上げた時は、それもあって、いくつかのアメリカのブランドの代理販売の事業をスタートさせました。
会社として、海外のカルチャーを日本に伝えたり、色々なブランドの販売を促進する仕事をしたりしてきた中で、「もっとこうすれば良かった」といった経験も蓄積してきて。49歳になった頃に、残り10年か15年くらいしか仕事ができないということを考えた時に、だったら1度自分のことを表現したいなと思うようになって、立ち上げたのがこのブランドなんですよ。
タカノ:「Liberaiders」のお洋服、かっこいいんですよね。丸いシルエットのデニムもすごく好きです。
Mei:今まで裏方の仕事をやってきたので、このブランドをスタートした時は自信がなかったんです。ブランドを出すという夢は叶ったし、1、2シーズンやって駄目だったらもうやめようと思っていました。ここまで来られるとは、正直自分でも思っていなかったんですよね。
Celeina:今は何シーズン目ですか?
Mei:今はもう18シーズン目です。
Celeina:すごいですね。「Liberaiders」はシーズンごとにテーマを作ってリリースされているんですよね。
Mei:そうですね。「世界を旅して自分が感じたことが、自分にとっての真実だ」というのがブランドのコンセプトなんです。今はインターネットがすごく発達していて、スマートフォンさえあれば海外のことを充分知ることができるじゃないですか。でもニュースで情報を得るのと、実際に行きたい国に行って感じるのでは、見える世界は全然違うと思うんですよね。何を言いたいかというと、僕らの若い時と同じように、若い人たちはもっと旅をしましょうと。そうした方が絶対に得るものが多い、ということを伝えたいんです。