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予約した人の「今」に刺さりそうな本を置いておく
タカノ:予約した方のために本を置いておくというお話がありましたが、それはどういうシステムなんですか?
大槻:以前いらっしゃった方が、今はこういう状況にあるんじゃないかとか、SNSで繋がっていたら、それを見てこういう近況なんだろうなとか、お客様の今の状態には何となくこれが刺さるんじゃないかという本を僕が選んで、予約のお席に置いておくという感じです。

Celeina:選書を越えた、ブックセラピストですね! 処方箋みたいな感じもあって、嬉しいですね。
大槻:肩書きをいただいてありがとうございます。それを名乗っていきます(笑)。
タカノ:大槻さんは、基本は店頭にいらっしゃるんですか?
大槻:基本はおります。
タカノ:大槻さんにお話ししながら、「何かおすすめの本ありませんか?」とか伺うのもありですか?
大槻:もちろん、会話は自由です。
Celeina:先程、1,000円で本の貸し出しをされているというお話がありましたが、それはどんな形でされているんですか?
大槻:本1冊につきチャージを1,000円プラスして、次に来店されたときに、ドリンク1杯を無料で提供しています。うちは1杯が1,000円ぐらいなので、基本的に貸し代は無料みたいなことなんですけれど、その本が次に来るときの約束になるといいなと思いまして。本を介して、「次も来てくださいね」ということをやっているんですよね。次にいらしたときに、その本の感想とかをおっしゃっていただければ嬉しいなと。
Celeina:いいですね。ただ「持っていっていいよ」というよりも、1,000円という決まりがある方が借りる側もなんとなく気持ちがいいというか、やりやすさがありますよね。