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違いを受け入れ学び直す柔軟さが、思いやりであり愛である
Celeina:まだまだお話を伺いたいところですが、最後にお聞きしたいことがあります。太田さんは、生きるために最低限必要なものとして衣食住だという考えを持ち、それを原点として活動を続けてこられたと思います。それから様々なご経験をされた今、改めて大切だと感じることは何でしょうか?
太田:昨年、『異文化に身を置くすべての人へ』という本を出版したのですが、そこでも伝えさせていただいたことがあります。よく、「どのようにすれば外国の人たちとうまく関わることができるのか」「どうすればお互いに理解し合えるのか」といった質問を受けるのですが、私は異文化とは必ずしも外国の文化に限ったものではないと考えています。同じ国で育ったとしても、生まれ育った環境は人それぞれ異なりますし、好みや価値観も違います。そうした違いを前提として受け入れ、相手とフラットな立場で向き合い、知り合っていくスタンスが重要だと思います。
一生懸命に相手のことを想像しても、実際にはその考えが間違っていることもあります。その場合は、執着せずに受け入れて、新たに学び直す柔軟さが必要です。そうした姿勢を持ち続けることこそが、思いやりであり、愛なのだと強く感じています。
タカノ:隣にいる人のことを想像することが、遠くにいる人への想像力にもつながるということですね。
Celeina:素敵なお言葉をありがとうございます。さて、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達を紹介してもらっています。太田さんはどなたを紹介してくださいますか?
太田:「食」を通じたつながりと「平和」をテーマにした活動をともにする仲間として、非営利株式会社蓮葉果紅の代表であり、「ピースアルケミスト」の成瀬久美さんをご紹介します。
Celeina:明日の放送も楽しみです。「FIST BUMP」、本日は国際栄養士の太田旭さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann