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同姓の建築家・安藤忠雄に憧れて建築業界を志す
Celeina:そもそも安藤さんが建築構造家を目指したきっかけはなんだったんでしょうか?
安藤:10代の頃、海外に住みたかったので、メイクアップアーティストを目指して美容学校で学んでいたんです。でも、途中でちょっとこれじゃないのかなという気もして。 僕は出身が大阪なんですけど、大阪出身で名字が「安藤」の有名な建築家の方に、何となく憧れていたんです。
Celeina:安藤忠雄さんですね(笑)。
安藤:そうです(笑)。ただ、建築の勉強をすると言っても何からしたらしたらいいのかわからないので、一旦旅に出てみようと思ったんです。それでアジア放浪の旅に出た時に、僕の師匠になる方のお子さんとお知り合いになって、日本に帰ってきてすぐ門を叩いたんです。
タカノ:すごい! 面白いですね。寄り道をしているようで、実は近道だったみたいなことでしょうか。
安藤:そうですね。ただ、大学院を卒業してやるような仕事なので、すごく勉強しました。
Celeina:大学院を卒業していなくても、ご自身で勉強して、必要な資格が取れるんですか?
安藤:一応法律的には取れるようになっているんですが、15年くらいの長いキャリアが必要になるんです。
タカノ:お友達のお父さんが雇ってくれたみたいなことですよね?
安藤:簡単に言うとそうです。
タカノ:すごく運命的な出会いですね。
安藤:そうですね。運命はちゃんと拾っていくべきだなと本当に思いました。
Celeina:そして2015年には、「AIG(ANDO Imagineering Group)」という構造設計事務所を設立されたということで。この設計事務所には、建築構造家さんが在籍されているんですか?
安藤:あと建築家も在籍しています。
Celeina:そうなんですね。それぞれがコラボレーションして、建物を作っていくという。
タカノ:こちらの事務所でJ-WAVEを聞いていただいているんですか?
安藤:もうそれこそ、修行を始めた頃から聞いています。ずっと事務所で流れていたので。
タカノ:ということは、今も事務所の方が聞いてくれている?
安藤:もちろんです。
タカノ:嬉しいですね。安藤さん出ていらっしゃいますよ!