グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
2月25日は、番組からの推薦で、アメコミ映画系YouTuberのがおーさんが登場。YouTubeで考察動画をアップしたきっかけや、7年間で培った表現力の鍛え方などについて伺いました。
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誰かと映画の考察を語り合いたくてYouTubeを始めた
Celeina(MC):まず始めに、がおーさんがアメコミ映画系YouTuberとして活動を始めた時期や、きっかけを教えて下さい。
がおー:2018年に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開されたのですが、それが本当に衝撃的な作品だったんです。元々MCUは見ていたのですが、漠然と好きだなと思う程度でした。でもこの作品を観た時に、続編がどうなるのかという考察を誰かと語りたくなったんです。ただ、周囲に同じ熱量で話せる人があまりいなかったのと、ちょうどその頃、YouTuberという存在が一般的になりつつあり、自分の手元にはパソコンなど最低限の機材もあったので、動画を作って発信してみようと考えました。それが最初のきっかけですね。
最初に投稿したのは、『【アベンジャーズ4徹底考察】ドクター・ストレンジは過去に戻ってニックと接触しており、ニックは全てを知っていた?』という音声だけの動画だったのですが、思った以上に反響が大きかったんです。同じように作品について考えている方がたくさんいることがコメントなどで分かり、そこから本格的に活動を続けるようになりました。
タカノ(MC):もう7年ほど前になりますね。元々お好きだったのは、MCU作品だけではないんですよね?
がおー:そうですね。元々欲張りなくらいに趣味が多くて、映画はもちろん、アニメや漫画、ゲーム、アイドルなど、幅広く興味を持っていました。特に映画は両親の影響が大きく、小さい頃から『スター・ウォーズ』や『ゴジラ』が家で流れている環境でしたね。その中でMCUが飛び抜けて好きになり、深く追うようになりましたね。
タカノ:ACGカルチャーに興味を持たれた入口はどんなところだったんでしょうか。
がおー:アニメだと、高校生の頃に『けいおん!』に影響を受けてギターとアンプを揃えたことがありましたが、結局ほとんど弾かずに終わりました(笑)。それ以外にも、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『デジモン』など、いわゆる王道の作品を通って、アニメの面白さに気づきましたね。両親の影響で映画が身近にあった上で、アニメなどは自分で切り開いていった感じですね。
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話すのが得意でなかったところから、写真1枚だけで10分間話し続けられるように
タカノ:YouTuberとしての言語化力や表現力はどのようにして身につけたのでしょうか?
がおー:基本的に1人で話すことが多いんですが、10分間ずっと喋り続けるということを6〜7年続けてきた結果、写真1枚だけで10分間話せるようになりましたね。映画の予告編の画像1枚を見ながら10分間喋り続けて、カットだけして動画をアップしていた日々があったので、それで鍛えられたのだと思います。元々話すのは得意ではなかったのですが、続けていくうちに自然とできるようになりました。
タカノ:元々話すのが得意ではないというのが想像できないのですが、続けることがトレーニングになって鍛えられたわけですね。ACGの話が先程出ましたが、過去にはゲーム実況もされていたんですよね?
がおー:はい。高校3年生の時に友人と『Call of Duty』というFPSのゲームの実況をしていました。受験勉強をしなければいけない時期だったのですが、受験勉強を投げ出してやっていましたね(笑)。ニコニコ動画にも動画を投稿していたのですが、その時に『グランド・セフト・オート』の動画が話題になったことがありましたね。
Celeina:どのような内容に反響があったのですか?
がおー:『グランド・セフト・オート』で、飛行場に侵入するとFBIに追われるシーンがあるのですが、その状態で自転車に乗って飛行機を盗む、という内容の動画を投稿したところ、思いのほか反響が大きくて、「チャリの人」という異名がついたことがありました。
Celeina:ゲームの中の話なので良い子は真似しないように(笑)。
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Jホラーはじわじわ来る怖さが魅力
タカノ:ホラー映画も好きだとお聞きしました。
がおー:MCUの次くらいにホラー映画も好きです。特に『呪怨』や『リング』、『仄暗い水の底から』のような、いわゆる古き良きJホラーが大好きですね。家で流していたら、妻に怒られることもあります(笑)。
タカノ:ホラー映画の魅力はどんなところですか?
がおー:Jホラーは、派手な驚かせ方をするのではなく、静かに恐怖が忍び寄るような演出が特徴的なんです。例えば『着信アリ』では、突然携帯が鳴るだけで不気味な雰囲気を作り出しますし、『回路』では遠くに見える影が人のように見えるというじわじわとした恐怖があります。そういう気づいたら怖くなっている感覚が好きですね。シャワーを浴びている時に怖くなるような、ゾワゾワ感がたまらないです。
Celeina:私は私生活の中でゾワゾワしたくないので、そういうのが苦手です(笑)。
がおー:僕は逆にそういう妄想をしてしまうのが楽しいんですよね。
タカノ:現実と地続きな怖さがお好きなんですね。
Celeina:さて、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達を紹介していただいていますが、どなたをご紹介いただけますか?
がおー:天才ベーシストでありながら、ゲーム配信者としても活動されている川村竜さんa.k.a ミートたけしさんをご紹介したいと思います。
Celeina:ありがとうございます。明日はミートたけしさんにお話を伺います。「FIST BUMP」、本日はアメコミ映画系YouTuberのがおーさんにお越しいただきました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann