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ミニシアター「K2」は、スマホ世代の若者にも楽しんでもらえる場所にしたい
タカノ:2022年には下北沢にミニシアターを開館されたんですよね?
大高:はい。「K2」という名前のミニシアターです。名前の由来は色々あるのですが、1番分かりやすいのは北沢2丁目にあるからですね。
タカノ:どんなミニシアターなんですか?
大高:コロナ禍でミニシアターが苦境に立たされる中、深田晃司監督や濱口竜介監督と一緒に「ミニシアター・エイド基金」を立ち上げ、クラファンで3億円を集めて全国のミニシアターを支援したんです。そうした経緯もあり、下北沢の再開発の流れで映画館の相談を受けて、「K2」を開館することになりました。既存の映画ファンだけではシュリンクしてしまうので、スマホネイティブな若者にも映画を楽しんでもらって、映画人口を増やしていくような場所にしたいと思っています。
タカノ:スマホ世代にとっては新しい体験になりますよね。
大高:映画館は、数少ない完全にオフラインになれる場所なんですよ。スマホを触れないので、情報を遮断して映画に集中するという、デジタルデトックスの空間としても価値があると思います。
Celeina:久しぶりに映画に触れたいなという方は、第一歩として「K2」にお邪魔してみるのもいいかもしれないですね。さて「FIST BUMP」、グータッチを繋ぐ友達の輪ということでお友達紹介してもらっています。大高さんが紹介してくださるのはどんな方でしょうか?
大高:映画監督の工藤梨穂さんです。『PFF(ぴあフィルムフェスティバル)』のスカラシップ作品の『裸足で鳴らしてみせろ』という長編映画を、「K2」で上映させていただいたんです。最新作『オーガスト・マイ・ヘヴン』も「K2」で公開中なんですが、『ベルリン国際映画祭』でも特別上映されたんです。若手の監督ですが、これから世界的に注目されていく方だと思いますので、ぜひご紹介したいです。
Celeina:楽しみですね。明日は工藤梨穂監督に繋ぎます。「FIST BUMP」、今日は「MOTION GALLERY」の大高健志さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann