INDEX
いろんな場所で暮らす人々の日記を集めて公開する「同じ日の日記」
Celeina:まさにそれが体現されているなと思いました。WEBメディア「me and you little magazine」で更新されている、「どこかで暮らす誰かの同じ日の日記。わたしやあなたの日々の記録と記憶。」というコンテンツが気になったのですが、これは「日記」という言葉がキーワードになって企画されているんですか?
野村:これは「同じ日の日記」というコーナーで、いろんな場所で暮らす人の日記を集めています。例えば、1月1日とか2月22日とか、日にちを決めて、複数人の日記を集めるという企画です。
タカノ:同じ日に違う人たちがどういう1日を過ごしているのかが分かるんですね。
野村:おっしゃる通りです。
タカノ:どうやって集められているんですか?
野村:こちらから依頼するもののほかに、公募でも集めています。自分たちがすでに繋がっている方はもちろんなんですが、まだ出会えていないけれど、様々な関心がすごく重なる方がきっと世界にたくさんいると信じて、Googleドキュメントで公募しています。
タカノ:僕もやりたくなりました。
野村:ぜひ。日記は書かれているんですか?
タカノ:あまり書いてはいないんですけど、手帳に簡単な記録を書いたりはしています。日記っぽい日記を書いていないので、興味が湧いてきました。
野村:普段書いてないけれど、これを機会に書いてみました、という方に応募いただくこともあります。
タカノ:Celeinaさんは日記を書いている派ですよね。
Celeina:中学生ぐらいから書いていますね。ここに載っている皆さんの日記なんですけど、例えばこの前の「FIST BUMP」でもお迎えしました、「33club」 のMICOさんとか、今注目のエッセイストの小原晩さんとか、文学指数の高い方ばかりなんですよ。なので、皆さんの日記をたくさん読ませていただいて、修行した後に応募させていただこうかなと密かに思っています。日記に関する本も出されているんですよね。
野村:この「同じ日の日記」とは少し異なるんですが、私と竹中万季で日記を書いて、それぞれの日記にお返事をする「日記文通」という取り組みもニュースレターで配信しているんです。その「日記文通」の記録を1冊の本にしたのが、『me and youの日記文通』です。2024年の12月に2冊目を出版しました。
Celeina:もう2冊目を出されているんですね!
タカノ:今手元にあるのですが、タイポグラフィっぽい感じのデザインで素敵ですよね。
Celeina:2段になっている感じがいいですね。