グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
12月12日は、漫画家 / イラストレーターで「雷音レコード」主宰の本秀康さんからの紹介で、漫画家のドブリン!さんが登場。40歳で漫画家になったきっかけや、初の単行本として発売された『さっちゃんとふくちゃんの5円玉』の制作秘話、ラジオ好きな一面について伺いました。
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1作目で新人賞を受賞して40歳で漫画家デビュー
Celeina(MC):ドブリン!さんは漫画家さんですが、デビューが40歳の頃なんですね。
ドブリン!:そうですね。ちょっと遅いですね。
Celeina:どういった経緯があったんですか?
ドブリン!:体調を崩して会社を休んでいたときがあったんですが、ちょっと体が治ってきて元気が出てきたので、何をしようかなと考えて、「そうだ、漫画を描こう」と思ったんです。それで漫画を描いたんですが、せっかくなら賞に応募しようということで、青林工藝舎の漫画誌『アックス』に応募したら、新人賞の南伸坊先生の個人賞をいただいて、デビューしました。
Celeina:1作目でデビューされたんですか?
ドブリン!:そうです。
タカノ(MC):人生経験とかを溜めに溜め込んでいたんですね。
ドブリン!:そうですね。溜め込んでいたバネが勢いよく跳ねたのかもしれません。
Celeina:幼い頃から絵を描くことが好きだったんですか?
ドブリン!:とても好きでした。
タカノ:漫画自体も描かれていたんですか?
ドブリン!:小1のときにはコマ割りをした状態の漫画を描いていました。
Celeina:本格的ですね。
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漫画がメディアで紹介されることで増えた反響
タカノ:個人的に描いていた期間があるんですね。実際に漫画家デビューされてからはどうですか?
ドブリン!:今まではコミケとか、そういう漫画のイベントに出たことはあったんですが、細々とやっていて、反響という反響はそんなになかったんです。でも雑誌で漫画を描き始めてから、感想をいただいたり、ラジオでご紹介していただいたりしたこともあって、それでものすごく反響をいただいて、とても嬉しかったですね。
タカノ:スタジオにもお持ちいただいている初の単行本『さっちゃんとふくちゃんの 5 円玉』。こちらの漫画はどういったお話になっているんですか?

ドブリン!:子供たちが中心のお話です。一見ほのぼのして見えるんですが、実は貧乏だったりとか、お父さんがいなかったりとか、満たされている環境ではないところで育っている子供たちの話が描いてあります。
タカノ:この絵のタッチがすごくポップで可愛らしいですね。
Celeina:心が温まる感じですね。
ドブリン!:ありがとうございます。内容はそんなに辛すぎないかなと思います。
タカノ:お話自体もとても読みやすそうですね。
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様々な漫画家の影響を受けて生み出されたキャラクターたち
Celeina:このキャラクターの絵は、昔からドブリン!さんの好きな絵だとか、自分の中にいたキャラだったんですか?
ドブリン!:そうですね。いろんな方の影響を受けています。高校生のときには、藤子・F・不二雄先生の影響を受けて漫画を描いていました。なので、握った手の描き方とか、足の裏の描き方とか、藤子・F・不二雄先生イズムを継承しています。あとは杉浦茂先生とか、本秀康先生の影響もかなり受けています。
タカノ:確かに本さんのイラストとも相性の良さを感じますね。
ドブリン!:同じ流れを汲んでいるかなと思います。
タカノ:ドブリン!さんのSUZURIのページをチェックしているんですが、グッズとして可愛いパーカーとかが出ているんですよ。
Celeina:かわいい! ドブリン!キャラクターですね。お名前とかはついているんですか?
ドブリン!:「ドブニャンちゃん」といいます。実はラジオが好きすぎて、私もstand.fmで「ドブニャンラジオ」をこっそりとたまにやっていて、それのキャラクターなんです。
Celeina:ドブニャンちゃんはラジオナビゲーターなんですね。
ドブリン!:そうですね(笑)。