グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
10月7日は、番組からの推薦で、「企画探偵事務所デウス」の見習い探偵、うぉーりーさんが登場。企画探偵の仕事内容や、探偵として心がけていることなどについて伺いました。
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企画でお悩みを解決する探偵
タカノ(MC):探偵の見習いというと、依頼を受けて調査するお仕事みたいなイメージですか?
うぉーりー:そうですね。実は、浮気調査みたいな探偵業はあまりしておらず、誰に相談していいかわからない悩みごとができたら、それを企画で解決していこうという探偵事務所なんです。
Celeina(MC):ポジティブですね。
うぉーりー:なかなかネガティブな理由で探偵事務所に依頼したくないと思うんですけど、1回くらいは探偵事務所に依頼してみたいじゃないですか。その時に利用していただきやすいかなと思います。
Celeina:わかります。探偵事務所って気になりますもんね。
タカノ:事務所も存在しているんですよね?
うぉーりー:一応存在していまして、所長もおりますし、飼い猫もおります。
Celeina:デウスのホームページをチェックしたんですが、所長はマキナさんという方なんですね。
うぉーりー:そうなんです。マキナはフラフラしてあまり表に出てこないんですけれども。
Celeina:あと、猫探偵のボズウェルもいるんだとか?
うぉーりー:はい、愛猫のボズウェルもおります。
タカノ:うぉーりーさんは見習い探偵ということで、お仕事的にはどういうことをしていらっしゃるんですか?
うぉーりー:マキナのもとでいろんな企画をしています。こういうラジオの現場も、「行ってこい」と言われたら出る、という役割をしていますね。
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リンゴ農園を盛り上げるために、「リンゴ占いキット」を制作
タカノ:マキナさんのサポートをしていらっしゃるんですね。ホームページには「迷宮入りしそうなその悩み、企画で解決いたしましょう」とありますけれども、実際にどんな依頼があったのか、どういうふうに解決してくれるのか、話を伺いたいです。
うぉーりー:普段はクライアントワークも多いんですが、1つ例を挙げると、おじいちゃんがやっているリンゴ農園を手伝ってあげたいという大学生の方から依頼を受けました。その子と一緒に「魔女が住むリンゴ農園」という設定で新しいブランドを立ち上げて、「リンゴ占いキット」みたいなものを作りました。リンゴを半分に切ると、右に1個とか左に2個とか、種の配置が変わるじゃないですか。その配置によって、その日の運勢がわかるよというキットをつけてリンゴを売ることにしたんです。
タカノ:すごくいいですね
うぉーりー:あとは、仲良くさせてもらっているお茶畑があって、その方々から「町のお祭りを開催したいけど、祭りを作ったことがないから手伝ってくれないか」という依頼を受けました。我々も経験はないんですけど、作ったことがないから作ってみましょうか、ということで、ちょうど今動かしています。
タカノ:めちゃめちゃ多種多様ですね。
うぉーりー:そうですね。普通のイベントの仕事も引き受けたりはするんですけれども、個人の思いを叶えるための案件も基本的に引き受けています。
タカノ:僕も「面白法人カヤック」という会社で企画業みたいなことをやっているんですけど、あまり個人向けに仕事を受けることはないんですよ。「どこに相談していいかわからない」みたいな悩みを1人で抱えている方もいっぱいいると思うので、面白いアイデアで解決に導いてくれる存在はすごくありがたいですよね。
うぉーりー:我々もやったことがないことであれば、それは「実際にやってみたいよね」ということで引き受けるようにしています。
タカノ:誰でも相談は可能なんですか?
うぉーりー:基本的に誰でも受け付けていますね。
Celeina:例えばですけど、「運命の人に出会いたい」みたいな悩みは解決していただけるんでしょうか?
うぉーりー:解決できると言いきれる自信はないですけど、でも企画はしますし、実際にそれに近い依頼が来たことはあります。
タカノ:どんな感じで解決されたんですか?
うぉーりー:『Wanted Party』というパーティーを開催しました。「こういう人に出会いたい」みたいな要望をみんなから集めて、その条件に合う人を連れてくることをドレスコードに設定したんです。みんなから集めた、出会いたい人物像をまとめた指名手配書をバーっと作って、パーティーに申し込んだ人は「指名手配書のこの人なら連れていけるな」みたいな人を見つけて、一緒に来てもらうようにしました。
タカノ:すごい、ちゃんと企画になっていますね。
うぉーりー:基本的に何でも大丈夫ですし、「こんなこと相談していいのかな」みたいなことほど、こっちはわくわくしますね。
タカノ:皆さんも1回ホームページを見ていただいて、過去の依頼内容などをチェックしてみてください。
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「東京おでかけキット」で、東京のディープな楽しみ方を伝える
タカノ:そして、なんと今日オープンになった企画もあると聞いています。
うぉーりー:そうなんです。我々がどんな企画をする人たちなのかがわかるように、企画探偵事務所のオリジナル商品を作ろうということで、今日から「東京おでかけキット」という商品を発売します。僕はすごく東京が好きなんですけど、東京って何でもありすぎて、何をしたらいいかわからないなとも思うんですよね。
タカノ:確かにそうですね。
うぉーりー:意外と東京のことを好きだと言いきれる人は、あんまりいないんじゃないかと思っているんです。なので、「こんなディープなところに面白いものがある」ということを紹介したり、「こういうふうに遊びながら、こういうお店を巡ったら楽しい」みたいな、楽しみ方も一緒にお届けしていくキットを作りました。
第1弾は、異国料理のお店の魅力が伝わるようなキットです。東京には実は異国料理のお店がめちゃくちゃあるんですが、実際に行く機会もそこまでないじゃないですか。なので、キットを手にした方がどこかの国の料理を調査するという設定で、実際に食べに行くきっかけを提供しています。「私はトルコ料理が気になっていたから調べます」とか、「インドネシア料理は世界で1番美味しい料理と言われているらしいぞ」みたいな調査内容を盛り込んでいます。
タカノ:招待状みたいなものが届くワクワク感がありますね。
うぉーりー:第2弾、第3弾も作っているんですけど、それぞれ最初に「こういう依頼が来たよ」みたいなストーリーを入れて、購入された方が調査するような設定にしています。
タカノ:なるほど。休日を持て余しちゃう人も多いと思うので、そういう時にピッタリですね。
Celeina:こちらはどこで購入できるんでしょうか?
うぉーりー:今はネット上で購入できるようになっています。
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探偵としてのマイルールは、新しいことには全部挑戦すること
Celeina:最後に1つ、探偵として日々心がけていることや、自分ルールを教えていただきたいと思います。
うぉーりー:探偵業はどんな依頼が来るかわからない仕事なので、アウトプットが決まってないんですね。なので、自分が出会ったことがない新しいことには、全部挑戦しておくようにしています。例えば、友達から「こういうのあるんだけど」と聞いたら絶対に行く、みたいなことが僕の中のマイルールですね。基本的に誘いを断りません。
Celeina:ジム・キャリー(Jim Carrey)の映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』みたいですね。
タカノ:でもその経験が血肉となって、何かのアイデアになっていくんでしょうね。
うぉーりー:ならないときも多いですけどね(笑)。
Celeina:いやいや、素晴らしい心がけです。さて「FIST BUMP」は、グータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいています。どんな方をご紹介していただけますか?
うぉーりー:一般社団法人「ビーラインドプロジェクト」の代表、浅見幸佑を呼んでおります。彼は、視覚障害を持った人たちが誰とでも仲良くなれるようなプロジェクトをやっています。一緒に遊ぶものがないから、仲良くなれないんじゃないかということで、目が見えても見えなくても遊べるボードゲームを開発したり、それを実際に使って遊ぶ場を提供したりするプロジェクトを、同じく大学生のメンバーを集めてやっていますね。
Celeina:学生さんをコーナーでお呼びするのは初めてですかね。
タカノ:あんまりないですね。
Celeina:楽しみですね。「FIST BUMP」、今日は「企画探偵事務所デウス」の見習い探偵、うぉーりーさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann