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小学校6年生の頃から人前でジャグリングを披露していた
タカノ:そもそも、ジャグリングを始めたきっかけは何だったんでしょうか?
結城:1997年に、ハイパーヨーヨーがすごくブームになったんです。 自分も小学生の頃に普通に遊んでいたんですけど、 ヨーヨーを売っている会社が他の遊び道具を出すようになりました。この道具が、実はジャグリングの道具だったんです。その頃は何もわからずにやっていたんですけど、ある日、「どうやらこれはジャグリングというらしいぞ」という知恵を子供なりにつけまして。だからジャグリングに出会ったというよりは、すでにやっていたものが実はジャグリングだったんです。
タカノ:ハイパーヨーヨーも色々な技がありますよね。
結城:そうですね。ハイパーヨーヨーは何回もリメイクして今でも流行っています。すごく広く捉えると、ヨーヨーにもジャグリング的な要素はあります。同じとは言いませんが、かなり近いジャンルなんじゃないかと、個人的には思います。
Celeina:じゃあ子供の頃から、ジャグリングをされていたんですね。
結城:そうです。 人前に立ち続けて25年になりましたね。
Celeina:初めて人前で披露したのはおいくつぐらいだったんですか?
結城:小学校6年生くらいだったと思います。
Celeina:早いですね!
結城:ジャグリングを練習するうちに、何人もジャグリングができる友人ができました。皆で練習していると、通りがかった方に声をかけられたり。少し上の年齢の方が取りまとめをして、地域のお祭りとか児童館で披露していました。その後すぐに、ジャグリングの日本大会に出ました。
タカノ:大会とかもあるんですね。
結城:あります。
Celeina:ジャグリングと言っても色々な芸がありますよね?
結城:そうですね。色々な種類の道具がありますが、やっぱり皆さんが思い浮かべるのはこのボールですよね。他にも、シンプルな輪っかや、ボーリングのピンみたいなものもあります。中でも自分が1番長く使っているのは、「ディアボロ」というコマですね。
Celeina:コマを思いっきりポンと空中に飛ばしたり、糸でキャッチしたりする技があるものですね。ジャグリングの中で、1番難易度が高い技は、どんなものになるんですかね?
結城:人それぞれ道具ごとに得意不得意がありますし、今はテクニックの更新がすごく早いので、明言するのは難しいです。でも、道具の個数を増やすのが、1番わかりやすく難しい技と言えるんじゃないかと思います。僕は今5個でやりましたけど、たまに7個くらい使ってやるんですね。でももっとできる人になると、9個になったりもするし、世界記録は14個です。
タカノ:14個のボールを交互に! すごいですね。やっている最中は頭の中でどんなことを考えているんですか?
結城:意外と何にも考えてないです。
タカノ:じゃあ体が覚えている感じでしょうか?
結城:そうですね。自転車に乗るのと同じだと思います。「こっちの足を出して」とか「ハンドルをこう切って」とか、考えていたら自転車は漕げないですよね。
Celeina:では、練習がやっぱり1番大事なんでしょうか。
結城:慣れが大切だと思います。