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タグを手縫いすることで、家内制手工業の味を表す
タカノ:瀧田さんご自身が、ものづくりに興味を持ったきっかけはありましたか?
瀧田:幼い頃からレゴブロックでずっと遊んでいたので、当時から手を動かして作るのが好きだったなという記憶はあります。あとは中学生の時に、ダンボールで船を作って川に行って遊んでいました。ものづくりはその頃から好きですね。
タカノ:それがブランドにまで繋がっていると考えたら、すごいですよね。
Celeina:先ほど瀧田さんが着てらっしゃるパーカーのお話をしましたが、他にも、「on nile design studio」のアパレルをお持ちいただきました。
瀧田:パーカーと黒のTシャツですね。

Celeina:バックプリントがレゴ感ありませんか?
瀧田:六角形を2個繋げたロゴで、好きなように組み合わせられるんです。
タカノ:レゴブロックにインスパイアを感じますね。タグもとてもかわいいんですよ。
瀧田:タグは曲がっているんですが、全部自分たちでやっているので、家内制手工業のぎこちなさを表そうかなと思いました。
Celeina:1つ1つ縫い付けも手作業でやられているんですね。このシルクスクリーンも自分で刷っているんですか?
瀧田:スクリーン作りはお願いして、刷るところだけ自分たちでやっています。
Celeina:私もシルクスクリーンで刷ってTシャツを販売したことがあるんですが、1枚1枚刷るのは大変なんですよ。初めてシルクスクリーンを刷ったときに何回も失敗して。シルクスクリーンを手刷りで作るのは大変ですよね。
タカノ:シルバーのタグにオレンジ色の刺繍が入っていて、斜めになっているとか、よく見るとそれぞれに個性があって、1枚1枚ちょっと違うんですよね。毎回テーマを決めているとのことですが、今季はどんなテーマなんでしょうか?
瀧田:今季は展示会が来週あるので(現在は終了)、それを今メインで作っています。展示会は自己紹介みたいな意味を含めているので、作りたいものを作って出そうと思っています。
Celeina:展示会では先ほど紹介したTシャツも受注はありますか?
瀧田:あります。このパーカーも展示会から出そうかなと思っています。