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自由度の高さが「Type Slowly」の武器
Celeina:そういった経験を経て、2024年の2月に独立されたということですが、独立の背景は?
圓尾:作りたい本が沢山ありましたし、1人でやった方が自由度が高いし、1人でもできるなと思ったんです。今はどんな企画であれフットワーク軽く本にできてしまうので、自分的には最強なんですよね。バカ売れするような本じゃなくても、しっかりと作れば自分1人くらい食べていけるので、「売れる売れない」を二の次にして本を作ってます。「Type Slowly」を紹介する時も「ひとり出版社です」とは呼んでいなくて。大手の出版社にも張り合う心持ちだし張り合えるのが出版のよいところだと思うので、シンプルに「出版社です」と言っています。
Celeina:現在「Type Slowly」からは書籍が2冊刊行されていますが、次はどういった書籍を刊行予定ですか?
圓尾:『普通の奴らは皆殺し インターネット文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者、リベラル思想の研究』を12月に刊行予定です。アメリカのジャーナリストであるアンジェラ・ネイグルが、ドナルド・トランプが勝利した2016年の大統領選挙の背景について分析した本なんですが、どんなテーマでも自分が面白いと思えば誰にも遠慮せずに自由に発表できるのは1人の強みかなと。
タカノ:「Type Slowly」のWEBサイトでは新刊情報や出版イベントの情報も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
Celeina:本日は出版社「Type Slowly」の圓尾公佑さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann