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実店舗をスムーズに構えられたことで、運命的な職業だと思うようになった
Celeina:まずはインターネットでの販売から始まり、その後は手売りで販売するようになったと。
二見:はい。幼稚園の仕事をきっぱり退職しまして、いきなりオカメサブレが私の本業という状態になりました。でも、そんなに売り上げもないし、よく考えたらお給料も入ってこなくなるし、今の自分はすごくピンチじゃないかとやっと気づいたんですよ。それで、自転車にオカメサブレを積んで、毎日行商に出かけました。
タカノ:行動力がすごい!
二見:いや、何も考えていなかったんです。
Celeina:どこへ行って売っていたんですか?
二見:近所の川や公園の端っこなどに自転車を止めて、おもむろにオカメサブレを並べていました。そうしたら、少しずつ立ち止まって買ってくれる人が現れて、「あ、これで生きていけるかも」って思いました。
タカノ:その当時から、オカメサブレのデザインはずっと同じなんですか?
二見:ずっと一緒です。
Celeina:見た目が可愛いから惹かれますよね。
タカノ:鳥さんグッズを集めている方にすごく刺さりそうだし、プレゼントにもすごく良さそうですね。
二見:実際に、鳥を飼っている方やお友達へのプレゼントを探している方に人気がありますね。
タカノ:そして、去年の2月に実店舗を構えられたということですが、やってみていかがですか?
二見:お店を持つことは考えていませんでした。毎日、固定の場所へ通うことが自分には向いてないと思っていたんですが、意外とすんなりできました。やっぱり店舗があると雨が降っても濡れないし、「どこで売っているのかわからない」とかも言われないし、誰にも怒られないし、すごく快適です。
タカノ:でもお店を構えるって、誰にでもできるものなんですか?
二見:私も簡単じゃないと思っていたんですが、すごくスムーズに、どこにも躓かずできたんですよ。物件も、見た瞬間に「ここだ」と思ったし、内装を手伝ってくれるお友達もすぐに見つかりました。
Celeina:運命的なご職業だったのかもしれないですね。
二見:今はそう思います。