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ビーラインドプロジェクトの代表・浅見幸佑は、目が見える人も見えない人も楽しませる

2024.11.27

#OTHER

目が見える人も見えない人も一緒に楽しめるボードゲーム『グラマ』

Celeina:見ても見なくても見えなくても楽しめるボードゲーム『グラマ』を発売されたということですが、これはどんなボードゲームなんでしょうか?

浅見:重さをテーマにしたコミュニケーションゲームで、4人で行う協力型のボードゲームです。実は今回持ってきておりまして、簡単に2人版でこの後やってみてもいいでしょうか。

Celeina:ぜひやりましょう!

浅見:ルールを簡単にお伝えすると、コミュニケーションを取りながら、重さを合わせていくんです。主に使うものが3つあって、十字型の天秤が1つと、巾着袋が4つ、その中に入れる重りが大体100個くらいあります。

Celeina:手のひらサイズの巾着袋に色々入っていますね。

浅見:重りがざっくり3種類ありまして、様々な大きさの石と、プラスチックの小さいキューブ型のアクリルと、大きくて軽いヒノキがあります。体積と重さが比例していない、というのがミソです。机の上に道具を出しますね。

タカノ:十字型の、これは天秤ですか?

浅見:そうです。天秤は十字型のプロペラみたいな形で、端に丸いお皿が付いている形状になっています。その下にプリン型の土台があって、どこかに重りを乗せると簡単にバランスが崩れてしまうんです。今持っていただいている巾着袋は、見た目だけでは重さがわからないようになっているので、お互いが持っている巾着袋に触らずに、コミュニケーションを取りながら同じ重さに合わせていって、最後にこの天秤に乗せて釣り合ったら成功、崩れてしまったら失敗というゲームです。

Celeina:乗せる前にちゃんとコミュニケーションを取って、相手の言っていることを読み取りながら理解して、最後に袋を天秤に乗せて、答え合わせをしていくゲームなんですね。

浅見:おっしゃる通りです。早速やっていこうと思うんですけど、時間の都合上、2人でやっていただくのと、今回は、基本ルールではなく発展ルールでやっていこうと思っています。

Celeina:やっていきましょう。

浅見:主にステップが3つあります。「1. 全員が持っている袋の重さを表現するステップ」「2. 誰かを基準に重さを合わせていくステップ」「3. みんなで天秤に乗せるステップ」があります。基本ルールと発展ルールだと、重さを表現するステップに違いがあるんです。基本ルールでは、特定の場所をテーマに合わせて重さを表現するんですね。例えば「コンビニ」というテーマだったら、コンビニにあるおにぎり1個分の重さとか。

Celeina:「コンビニ」が縛りになるわけですね。

浅見:そうなんです。基本ルールだと物の重さで表現するんですけど、今回やっていく発展ルールでは、感情や感覚で重さを表現します。例えば、「何かをやる時の面倒くささの度合い」とか「マジで?ヤバさの度合い」とか「緊張感の度合い」みたいなテーマがあります。「緊張感の度合い」がテーマだったら、すごく重たい袋を持っている時は、すごく緊張するエピソードで自分の重さを表現するんです。例えば僕だったら、今回J-WAVEさんのラジオに出演するのは初めてで、結構緊張しているので、「このラジオに出る緊張感」みたいに表現します。

タカノ:なるほど。主観であるからこその難しさと面白さがあるということですね。

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