INDEX
吉野杉・吉野檜を広めるため、ギターを作ってアーティストが弾く企画を実施
Celeina:その吉野杉や吉野檜は、どういった企画でカルチャーと接続されたんでしょうか?
宍戸:木そのものにももちろん魅力があるんですけれども、例えば木を使ってギターを作って、それをアーティストさんに弾いてもらう企画を、奈良県庁さんと一緒に試みました。他にも、建築を学んでいる学生さんに「奈良の木建築」という釘を使わない建築を教えて、代官山 蔦屋書店で展示も行いました。奈良県を出て新たな形で見せる試みをサポートしたり、一緒に発信させていただいていたりしています。
タカノ:奈良の木で作ったギターはどんな音がするんだろう。
宍戸:すごく柔らかいというか、音としても温かみがある音になっているんじゃないかなと思います。
タカノ:これは宍戸さんが企画されたんですか?
宍戸:すでに、木を使ってギターやバイオリンを作るといった企画があったんです。ただ、楽器の展示をしているだけで音が聞けなかったので、なかなか外に発信できていない状態でした。私たちは普段音楽の仕事をしていてアーティストさんとの関わりも深いので、アーティストさんに吉野杉を使った楽器を弾いてもらうのはどうかというアイデアを企画としてご提案して、弾いてもらったこと自体をコンテンツで発信しようとしました。
タカノ:まさに『Qetic』ならではの企画ですね。