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ゲームライターのタナカハルカは、気になるゲーム音楽をすぐに聴ける本を目指した

2024.11.23

#BOOK

台湾のインディーゲームは、歴史や政治を取り入れた作品が多いのが特徴

Celeina:海外にフォーカスを当てているということですが、担当された国はあるんですか?

タナカ:僕は特に台湾のインディーゲームがすごく好きなので、そこは結構ノリノリで、気合いを入れて書けましたね。

タカノ:台湾のゲームシーンってどうなっているんですか?

タナカ:台湾もゲームの歴史は結構長いんですよ。今はインディーゲームがすごく増えているんですが、特に台湾の歴史やアイデンティティ、政治を取り入れた作品がとても多いんです。そういうところが台湾のインディーゲームの特徴なんじゃないかなと思いますね。

タカノ:社会派のゲームが多いんですね。

Celeina:その中でも台湾ゲームの音楽はどんな感じなんですか?

タナカ:例えば、映画化もされている『返校』というゲームがあるんです。

Celeina:ちょっと待ってください。ゲームが映画化されているんですか?

タナカ:そうなんです。ちなみに映画化されたときのインタビューを僕が担当しているので、よかったら調べてみてください。『返校』は白色テロという、実際にあった政治弾圧をテーマにしたホラーゲームなんです。日本でも昔からある怪談の怖さを取り入れたゲームってあるじゃないですか。その恐怖と白色テロの恐怖を重ねた作品なんです。台湾ではお葬式にマーチングバンドを呼ぶんです。現地の言葉で西索米(シソミ)というんですけど、その西索米が奏でている台湾の伝統的な音が使われたゲームになっているんですよ。

Celeina:音楽を通じてカルチャーも知ることができるんですね。

タナカ:そうなんです。

タカノ:面白い! 『海外ゲーム音楽ガイドブック』、読んでみたいですね。

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