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編集者・長谷部敦は、新しいカルチャーを作っていく若者を支える立場を担う

2024.9.21

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

7月30日はフォトグラファー・菊地晶太さんからの紹介で、フリーランス編集者の長谷部敦さんが登場。長年『FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)』の会場で行っている「キャンプよろず相談所」のお話や、編集者として注目しているトピックについて伺いました。

『フジロック』の駆け込み寺「キャンプよろず相談所」

Celeina(MC):ご紹介してくださった菊地さんが、「『フジロック』といえば長谷部さん」という風にご紹介してくださいました。

長谷部:大袈裟ですね、そんなわけないですよ(笑)。

タカノ(MC):でも、長谷部さんは『フジロック』の会場のキャンプサイトにある「キャンプよろず相談所」で毎年トークライブを開催されていますよね。

長谷部:そうですね。去年はお2人にも出ていただいたんですが、僕は参加できなかったんですよね。

タカノ:そうなんですよ。

長谷部:僕が関わってから10年くらいですかね。「よろず相談所」の運営チームは『フジロック』が苗場で開催されるようになってから、キャンプサイトの運営をずっとやっているチームで、毎週のようにいろんなフェスのキャンプサイトの運営をしているんですよ。

Celeina:本格派ですね。

長谷部:そうなんです。なので、テント設営のアドバイスをしたり、テントが壊れたら直したりできるんです。

Celeina:キャンプをしているときに困り事があったら、「キャンプよろず相談所」に行けばなんとかなるって思っています。

長谷部:最近の日本のお客さんはキャンプに慣れてきたので、相談は少なくなってきたんですけど、やっぱり初期は大変だったようですね。実は僕もテントで寝たのは、『フジロック』が初めてだったんですが、そんなお客さんが多かったので。

タカノ:そうだったんですね。

長谷部:今では韓国の方とか中国の方とか、英語圏ではない国の人たちからも相談事がいっぱい来るので、チームもいろんな言語を喋れる人たちが揃っていますよ。

タカノ:すごい! そんなチームになっていたんですね。

Celeina:具体的にはどんな相談が来るんですか?

長谷部:一番多いのは、何かが壊れたりテントが折れたり、設営のやり方がわからないとか。酔っ払って自分のテントがわかんなくなっちゃったみたいな、言われてもなんとかできない相談もあります。

Celeina:そんな相談でも、ある程度は対応してもらえるんですね?

長谷部:そうですね。厳しい人もいるかもしれないですが(笑)、基本的には優しく対応してくれますよ。

キャンプサイトでのトークライブにも参加

タカノ:我々もお世話になっている「キャンプよろず相談所」ですけれども、『フジロックコンシェルジュ』というタイトルのトークライブをされているんですよね?

長谷部:そうですね。

Celeina:去年は我々も参加させていただきましたね。

長谷部:木曜日から土曜日の夜に、お客さんがキャンプサイトに戻ってきたタイミングでやっています。高揚感の中でリラックスしながら、酔っ払いつつやっているんですけどね。

Celeina:翌日のタイムテーブルを見ながら、おすすめのアーティストの話をしたり、楽曲を鑑賞したりされているんですよね。

長谷部:そうです。ミュージシャンをゲストに呼んだりもしていて。明日のライブについてとか、昔のフジロックの思い出話をしたりとか。すごく長時間話しているときもありますから。

タカノ:豪華な景品が当たるクイズもしていますよね。

長谷部:『フジロック』に関わっているブランドの方に提供頂いているので、豪華になっていますね。

Celeina:『フジロック』に参加された際には、この『フジロックコンシェルジュ』にも参加して欲しいですよね。

長谷部:そうですね。キャンプサイトに入らないと参加できないんですけど、『フジロック』にとってキャンプって大きなコンテンツだと思っているんですよ。野外フェスティバルって、コンテンツとしては音楽がメインだけれども、アウトドアや自然を楽しむというのもコンテンツとして大事だと思うんです。1960年代、1970年代に生まれたカウンターカルチャーから始まったのが『フジロック』だと思うので、100%以上楽しむなら、キャンプもすると良いと思いますね。

2024年『フジロック』のベストアクトは?

Celeina:長谷部さんは今年も『フジロック』に参加されたということで、ベストアクトを教えてください。

長谷部:超難しいですね。

Celeina:そうですよね。難問ですよね。

長谷部:客観的に見たらTURNSTILEだったと思います。ライブ自体が凄かったですから。

タカノ:ステージに観客を上げちゃったりして。

長谷部:実は帰り道に見たので、半分しか見られなかったんですよ。フルで見てないのでベストアクトに選ぶのはちょっとなと思って。フルで見た中ですごく良かったのは、toe。

Celeina:良かったですね!

長谷部:『フジロック』で3回くらい見ているので思い出補正もあるんですけど、僕と世代も近いし、toeがやってきたことを踏まえて見ても良かったですね。ちょうどニューアルバムも出たばっかりで、それがめちゃくちゃ良かったんですよ。

タカノ:良かったですよね。

長谷部:今年出たアルバムの中で1番か2番くらい好きなアルバムだと思っていて。それでライブもめちゃくちゃ期待して見ていたんですけど、それを超えてきた。最後はラッパーたちもステージに上げたりして、『フジロック』みたいなところじゃないとやれないライブだったと思っています。そういうことも含めてスペシャルなライブだったので、ベストアクトでしたね。

タカノ:ベストアクトってなかなか難しいですけど、その中で選んでいただいたのが最終日「WHITE STAGE」のtoeということですね。ありがとうございます。

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